海外のプレミアムフードといえばドライフードがほとんどですが、ブッチは生感覚のチルド(低温冷蔵)フードです。生ハムのような独特な形状で、興味をそそられる人も多いのではないでしょうか。今までにない新しいドッグフードとして注目を集めているブッチのすべてを徹底調査してみました。
目次
ブッチドッグフードの基本情報
商品名 | ブッチ |
---|---|
ブランド名 | Butch |
メーカー名 | Butch Pet Foods Ltd & Co. |
ドッグフードの分類 | チルド |
フードの目的 | 総合栄養食 |
推奨ライフステージ | 全犬種オールステージ |
参考価格(内容量) | 2,808円(2.0kg) |
1kgあたりの価格 | 1,404円 |
原産国 | ニュージーランド |
ブッチドッグフードの特徴
ブッチはチルド型のドッグフード
ニュージーランド産のブッチは生食感覚のチルド型フードです。
日本で販売されているプレミアムフードはドライフードが一般的ですが、ニュージーランドではチルド型フードはメジャーなドッグフードなのだそうです。
ブッチはよくある缶詰のようなウェットフードではなく、ハムのような形状で必要な量だけを切り分けて、残りは冷蔵保存して使うドッグフードです。
水分が多いのに有害な添加物不使用
ウエットフードと同様にブッチも水分を多く含んでいますが、ウェットフードのほとんどのものに使われている人工的な増粘剤や酸化防止剤、保存料などは一切含んでいません。
ドライフードにはない美味しい生食感と嗜好性
一般的にプレミアムフードといわれている優良なドライフードは、無添加ゆえに食いつきが悪いといわれています。
ブッチは100℃未満の低温で15分以内加熱し、すぐに包装されるので素材の風味も栄養も損なうことなくフードの中に閉じ込めることができます。
その生肉のような感触と高い嗜好性が食いつきの良さにつながっています。
ブッチは身体に優しく水分不足も解消
ドライフードの水分量は10%以下ですが、ブッチは生肉の水分と同等の70%もあります。
そのため水分不足の心配はなく、フードの消化吸収も優れており内臓への負担も軽くなります。
好みに合わせて3種類の主原料から選べる
ブッチには3種類のレーベルがあります。
fa-checkビーフ、ラム、チキンを混合したブラックレーベル
ブラックレーベルは3つのレーベルの中で一番理想的といわれる栄養成分が配合されています。
ブッチが初めての人や、どれがいいのか迷ったときはこのブラックを選ぶといいでしょう。
fa-check原材料の8割がチキンのホワイトレーベル
主原料にチキンのみ使用しています。
牛肉にアレルギーがあったり、苦手だったりする犬に向いています。
fa-check原材料の6割がチキン2割が魚のブルーレーベル
牛肉アレルギーを持っていたり、肉よりも魚が好きな犬に向いています。
ブルーレーベルはタウリンを多く含んでいるので猫にも与えることができます。
主原料にチキンと魚は新鮮なムロアジを使っています。
ブッチドッグフードの原材料と成分
原材料
- ビーフ(生)33%、ラム(生)25%、チキン(生)18.5%、
- 大豆 8.5%、野菜類(ニンジン、コーン、エンドウ豆)7.7%
- 穀類(トウモロコシ種皮/グルテン除去・繊維源)2.5%、玄米(破砕・ゆで)2.3%
- 魚油(オメガ3脂肪酸)1.3%
- 凝固剤(カラギーナン、ローカストビーンガム、カシアガム、グアーガム)1%、
- ビタミン・ミネラル類(ビタミンA、ビタミンB1[チアミン]、ビタミンB2、ビタミンB3[ナイアシン]、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、
- 葉酸、パントテン酸カルシウム、カルシウム、リン、ナトリウム、マグネシウム、塩化コリン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン)0.1%、ケルプ(海藻)0.1%
成分
成分 | 保証成分量 |
---|---|
粗タンパク質 | 10.5%以上 |
粗脂肪 | 8.0%以上 |
粗繊維 | 1.0%以下 |
粗灰分 | 3.1% |
カルシウム | 0.67% |
リン | 0.53% |
水分 | 70%以下 |
塩分 | 0.3%以下 |
カロリー | 121.4kcal/100g |
ブラックレーベルの原材料と成分から見るブッチの品質
主原料がビーフやチキン、ラムなどの新鮮な生肉になってるのは高評価です。
穀類(トウモロコシ種皮/グルテン除去・繊維源)2.5%、玄米(破砕・ゆで)2.3%
を使用しているので完全グレインフリーではありません。
アレルギーの原因となる小麦やトウモロコシ種皮などは使わないグルテンフリー(植物性タンパク質不使用)です。
犬にとって一番重要な動物性タンパク質である原材料の肉使用量は、良質といわれているドッグフードでも概ね50%ですが、ブッチは80%も使われているのは驚きですね。
肉使用量は多いのですが、低脂肪の赤身肉やチキン、ラム肉などを使用しているので、成分としての粗タンパク質も粗脂肪もそれほど多くありません。
運動量の少ない日本の室内犬には向いているかもしれません。
ブッチドッグフードの利用者の口コミ・評判
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とてもよい香りがします。天然の海藻を保存のために使っており、保存料や、添加物なども
入っていないので、安心です。
うちのこは、これを冷蔵庫からだすと、喜び勇んでキッチンまでやってきます。
きっと、自然なお肉の香りがするからでしょう。
できるときは、手作りにしたいと思っていますが、これであれば、安心してあげることが
できるので、とても気に入って使っています。
ブラックレーベルは、ラム、ビーフ、チキンを主材料とした「すべての基本」となるもので、
ホワイトレーベルは、チキンを主材料だそうです。うちは、この2種類を主食にかえました。
消化によく、低カロリー、高栄養素とのことなので、気に入ってたべてくれて嬉しいです。
フードに迷われている方に、是非おすすめします!
嗜好性が高いうえに、粗蛋白が10%程度で低いので腎臓にも優しく、他の食材をトッピング(煮野菜ミックスその他)出来るのが大変素晴らしいと思います。
★原材料が良い
★冷凍保存できる
★お肉ぽくジューシーなので食いつきが大変良い
★粗蛋白が10%程なので他の食材とMIX出来る
良い事づくめの商品ですし、犬友達で気に入ってButchを購入している人達たくさんいるのですが、こちらのお店で取扱いなくなったのはとても残念です。
かなり期待していたのですが、うちの犬は匂いを嗅いでも『フンッ』って感じで見向きもせず(泣)
まるまる一本をひと口サイズにカットするのに約30分。
それをジップロック3袋に分けて冷凍しました。
人間が嗅いでもおいしそうな匂いで、刻みながら自分の口に放り込みそうになりました。
オヤツへの関心が薄い我が家の犬でも、これはかなり気に入ったようで、
食いつき抜群です。
刻んでいるうちに、豆やコーンがポロポロこぼれて形が崩れやすいので、
食事のトッピングには良いと思いますが、訓練用にはちょっと使いにくいです。
最初から冷凍保存のつもりで購入しましたが、
2キロは本当に大きくて、そのままだと冷蔵庫の場所を取ります。
その日の必要分だけをビニールに入れて自然解凍したところ、
解凍時の水分でべチャッとなってしまいました。
手にべっとりと付いてしまうので、訓練時には手拭を持参する必要があります。
解凍の方法を考え直します。
訓練用には、小さめのサイズを購入して冷凍せずに、必要な分量だけ刻み、
早めに使い切るのがよさそうです。
総評
Amazonや楽天などで購入されたレビューを見ることができましたが、数的には多くありませんでした。(※現在Amazonではブッチの販売はしておりません)
悪かったという口コミも少なく、高評価なものがほとんどです。
知名度としてはこれから・・というところでしょうか。
食いつきに関してはほとんどの犬が瞬殺で完食というものが大半でした。
やはり生肉に近い食感が犬にとってはたまらないのでしょう。
長期保存のために冷凍保存したときの解凍のタイミングが難しいという口コミも少なからずありました。
ブッチの食つきはどう?
ブッチは生食感覚のフードなので、犬の好む生肉に食感が似ているため食いつきについては抜群にいいといわれています。
食欲のない病後の犬や好き嫌いの多い犬でも、ブッチのチルドフードだけは完食するという声が多くあります。
ブッチのメリット・デメリット
ブッチのメリットやデメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
ブッチのメリット
ブッチの最大のメリットは、人工化合物を使わずに生肉に近い食感があり、尚且つ熱による栄養素の損失の少ないチルド製法だということでしょう。
ブッチに含まれる水分は70%もあり、ドライフードのような水分不足の心配もありません。
生肉により近い食感と旨みによる食いつきの良さは、他のドライフードの追従を許しません。
ブッチのデメリット
まずコスパの高さが大きなネックになります。
主食として毎日食べさせるとなると、かなりの高額になります。
ドライフードと併用して使ったり、トッピングとして利用するなどの工夫も必要かもしれません。
また、チルドフードのため長期保存ができません。
開封してからの消費期限は1週間から10日なので、1食分ずつに切り分けて冷蔵保存するなどの手間がかかります。
冷凍保存もできますが、解凍時間を間違えるとベタベタになってしまうので注意が必要です。
ウエットタイプなので歯に食べかすがつきやすく歯磨きは必須になります。
ブッチを与えるべき犬・与えない方が良い犬
ブッチを与えるべき犬
- 好き嫌いの激しい犬
- ドライフードが苦手な犬
- 食が細く痩せている犬
- 肥満傾向にある犬
- 食欲不振な老犬
ブッチを与えない方が良い犬
全犬種、全年齢の犬に与えられますので、特に与えられない犬というのはありません。
但し、ブラックレーベルには牛赤身肉が入っています。牛肉にアレルギーがある犬には与えることができません。
また、完全グレインフリーではありませんので、穀物にこだわられている方には不向きです。
ブッチドッグフードのコスパは?最安値とおすすめの購入方法
ブッチドッグフードの1日の給餌量
サイズ | 1日の供与量 | カロリー |
---|---|---|
超小型犬 2kg | 135g | 162kcal |
小型犬 5kg | 265g | 315kcal |
中型犬 10kg | 450g | 540kcal |
大型犬 30kg | 1,245g | 1,500kcal |
ブッチのコスパは?給餌量別1ヶ月の目安料金
<例>5kgの小型犬の場合、一日の給餌量は265gで800gのブッチを3日で消費することになります。
価格 | 1日あたりコスト | 1ヶ月費用 |
---|---|---|
1,000円(お試し価格) | 約333年 | 9,990円 |
1,404円(通常価格) | 約468円 | 14,040円 |
となり、コスパ的にはかなりの高額になります。
経済的にずっと続けられるかどうかを良く考えてから与えるようにしましょう。
主食としてではなく、今のドッグフードに混ぜたり、手作り食のトッピングに使うなど工夫をすると、少しはコスパを下げることができます。
ブッチと他の人気ドッグフードとの価格比較
商品名 | 価格 |
---|---|
ニュートロ シュプレモ ドッグフード成犬用(アダルト)4kg | 5,026円 |
UMAKA(美味華:うまか) 1.5kg | 4,950円 |
ブッチ2kg(但し5kgの犬で約7日で消費) | 2,808円 |
ヒルズ サイエンス・ダイエット〈プロ〉犬用【健康ガード 活力】小粒ドライプレミアムドッグフード3.3kg | 3,950円 |
ロイヤルカナン ベッツプラン セレクトスキンケア 犬 ドライ 3kg | 3,704円 |
アイムス (IAMS) 成犬用 健康維持用 チキン小粒 2.6kg | 1,296円 |
ブッチが購入できる場所
楽天市場や一部のペットショップ(販売店舗は公式サイトでお問い合わせください)などで購入できますが、公式サイトが一番お得に購入できます。※現在Amazonでは販売されておりません。
ブッチの販売価格と割引制度
- 通常価格
ブラック・ホワイト・ブルー各1本(800g)1,404円、(2kg)2,808円 - 特別トライアルセット
ブラック・ホワイト・ブルー800g×3本セットで3,000円(通常価格は4,374円)
※初回限定で送料無料
特典!!特製フレッシュキャップ付
ブッチ購入前に知っておきたい気になるQ&A
表記されている賞味期限は、あくまで未開封の場合にかぎられますのでご注意ください。
例) 7/APR/17 →2017年4月7日
※1月 JAN/2月 FEB/3月 MAR/4月 APR/5月 MAY/6月 JUN/7月 JUL/8月 AUG/9月 SEP/10月 OCT/11月 NOV/12月 DEC
開封後は7〜10日目安に消費してください。
諸条件により保存状況が異なりますので、お早めにお使いください。
<離乳期に与える場合>
フォーク等でよくつぶし、水を少し加えてゆるめにして日に3~4回に分けて与えることをおすすめしています。
<妊娠中に与える場合>
妊娠中は、5週目から通常の15%増やした量を与えることをおすすめします。
※体重別の供与量は、パッケージ裏面および各レーベルの供与量ガイドラインをご確認ください。
<取り扱い店舗>
・イオンペット(一部店舗)
・犬ごころ 東川口
・犬ごころ ららぽーと
・犬の生活(銀座)
・カムカム・ラブー
・東急吉祥寺(吉祥寺)
・東急プチフェアリーズ(東急渋谷の屋上)
・フライング・スコッチマン
・フランクリンペット(白金)
・ペットサロンディープ
・PETDESIGN
・ペットフォレスト(各店)
・マムズドッグ
まとめ
ブッチはプレミアムフードでは珍しい生感覚のチルドフードです。
ウエットフードにはよく使われる増粘剤や保存料などの添加物が全く使われていないのは驚きです。
一見すると高級ハムのようにみえるプレミアム感のあるパッケージで、ナイフを入れるのが楽しくなりそうなドックフードです。
ヒューマングレードで無添加、グルテンフリー、生食に近い食感、と愛犬には嬉しいことずくめですが、最大のネックはコストの高さでしょう。
小型犬で食費に1ヵ月1万円近くかかるので、毎日与えるのはかなり贅沢です。
まずは通常のドッグフードにトッピングから始めるのがいいかもしれませんね。