無添加でヒューマングレードなプレミアムドッグフードの普及が進んできていますが、その中でも安全で安心できるフードだと評価の高いクプレラドッグフード。企画開発は日本、食材や生産は基準や規制の厳しい海外で、という逆輸入方式のドッグフードです。愛犬家の間でも注目度が高まっているクプレラドッグフードの全てを徹底調査してみました。
目次
クプレラドッグフードの基本情報
商品名 | クプレラ |
---|---|
ブランド名 | クプレラ |
メーカー名・日本総輸入販売元(企画開発) | CUPURERA・(株)LINNA商会 |
分類 | ドライ |
フード目的 | 総合栄養食 |
推奨ライフステージ | 全成長期(生後4ヶ月以降) |
参考価格(内容量) | 1.5kg ¥5,520(税抜) |
1kgあたりの価格 | 約¥3,680/kg |
原産国 | オーストラリア・ニュージーランド |
クプレラドッグフードの特徴
犬の祖先であるオオカミは肉食ですが、肉だけを食べていたわけではありません。
オオカミは生きている草食動物を捕獲して食べていました。
捕獲した草食動物からは、肉だけではなく内臓にある消化された草木などの植物や菌類、微生物なども一緒に取り込んでいました。
人に飼われるようになった犬に生きた草食動物を与えることはできません。
ドッグフードで野生動物であった頃により近い食生活を再現したい・・という考えからクプレラが生まれたそうです。
プロバイオティクスや酵素を非加熱で配合
クプレラには腸内フローラのバランスを改善する生きた微生物であるプロバイオティクス(乳酸菌やビフィズス菌)や生命維持のために欠かせない酵素が配合されています。
プロバイオティクスや酵素は熱に弱く、高温加熱する従来のドッグフードでは効力を発揮することができませんでした。
クプレラでは低温長時間空気乾燥の「デハイドレイテッドフード」と呼ばれる日本では初登場の新製法により、生きたままのプロバイオティクスや酵素を取り入れることができるようになりました。
日本で最終検査とパッケージ
クプレラは完全無添加・ヒューマングレードで、主原料の肉は畜産用飼料も化学合成添加物を使わず、ホルモン剤・抗生物質・成長促進剤を投与せずに育てた鹿や鶏の肉を使用しています。
クプレラシリーズはオーストラリア政府のオーガニック認定機関BFA(バイオロジカル・ファーマーズ・オブ・オーストラリア)で認証された工場で作られ、クプレラエクストリーム・プレミアムシリーズ は、ニュージーランドの実績のあるRDF(RAW DEHYDRATED FOOD)で生産されています。
どちらの商品も日本で最終検査とパッケージを行い、徹底した製品管理をしています。
クプレラドッグフードの品質
クプレラドッグフードの原材料と成分
新鮮な食材を使い、クプレラ独特の製法により必要な栄養素を壊すことなく取り入れることができるという、クプレラの原材料にはどのようなものが使われているのでしょうか。
保証成分量と共に詳しく見ていきましょう。
原材料
- 鹿肉
- サツマイモ、タピオカ、フラックスシード、ニンジン、パパイヤ、リンゴ、ユッカ、タウリン
- ※活性酵素
- ※プロバイオティクス(好酸性乳酸桿菌、機能性酵母、陽性桿菌)
- ※多糖類
- 必須アミノ酸(アルギニン、ヒスチジン、ロイシン、イソロイシン、バリン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン)
- ビタミン&キレートミネラル(カロチン、塩化コリン、炭酸カルシウム、ビタミンE、鉄、ビタミンA、亜鉛、ナイアシン、葉酸、チアミン、ビタミンB6、マンガン、ビタミンK群、ヨウ素)
- ※印はオーガニックを使用しています。
保証成分
成分 | 保証成分量 |
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粗たんぱく質 | 22%以上 |
粗脂肪 | 5%以上 |
粗繊維 | 4%以下 |
粗灰分 | 9%以下 |
水分 | 10%以下 |
代謝カロリー | 330kcal/(100g中) |
原材料と保証成分から見るクプレラの品質
fa-check原材料
主原料の鹿肉は低脂肪、高タンパクでアレルギーになりにくいといわれています。
鹿肉は飼育段階から安全な飼料を使い、人食用の優良なものを使っているのは高評価です。
不安になるような添加物も使われておらず、副材料もシンプルであれもこれもと余計なものを使っていないところがかえって素材のよさを感じさせます。
独特な製法によって各種ビタミン類や乳酸菌、酵素などが壊されることなく生きたまま摂れるのは画期的でその効果が期待できます。
fa-check保証成分
他の海外プレミアムドッグフードに比べると、粗たんぱくも粗脂質も低めになっています。
これは日本で開発・海外で製造されているフードに良く見られる特徴です。
日本では運動量の少ない小型の室内犬が多いことから、タンパク・脂肪過多にならないよう配慮されたものと考えられます。
活動量の多い大型犬や、多く栄養を必要とする成長期の幼犬には少しエネルギー不足になることがあるかもしれません。
クプレラドッグフードの利用者の口コミ・評判
クプレラは原材料に不安なものは一切使われていない安心できるドッグフードですが、実際に与えたことのある人の評判はどうなのでしょうか。
口コミやレビューなどから検証してみました。
クプレラドッグフードの良い口コミ
お値段はチキンより高めなスーパープレミアムなフードです!
(クプレラ エクストリーム) プレミアム・ベニソン)
食いつきも良いのでこれ1本でいこうと思います。
クプレラドッグフードの悪い口コミ
規定量よりも少なくあげていたのに~(泣)
今まで手作り食を作っており、その手間を省くために購入したのですが無意味でした。
勿体ないので、手作り食に4~5粒かけてあげていますが、この量一体いつ終わるのか・・・。
コストの事を考えて大入りを購入しましたが、激しく後悔しています。
先が見えないので冷凍保存してあります。
総評・・口コミから見るクプレラのメリット・デメリット
ドッグフードにこだわりのある愛犬家の間では評価の高いクプレラですが、一般の飼い主への知名度についてはまだこれから、というところでしょうか。
Amazonや楽天などの口コミもそんなに多くはありません。
そのほとんどが高評価で、特にお腹や皮膚の調子が良くなったという声が多く見られました。
独特な製法により、非加熱ビタミンや生きたままのビフィズス菌や乳酸菌を取り込むことができるクプレラならではの効果でしょうか。
また、クプレラには多彩な商品ラインナップがあります。
主原料も鹿・チキン・魚・ラムと多種類で、特定の肉にアレルギーのある犬には主原料を選ぶことができるので喜ばれているようです。
合わなかった、食べなかったという口コミも1,2件ありましたが、フードは犬の嗜好や今までの食習慣に左右されますので、これは許容範囲といえるでしょう。
口コミやレビューから見たクプレラは、アレルギーや消化器に不安のある犬にも与えることができる優良なドッグフードといえます。
クプレラドッグフードを与えると良い犬・与えない方が良い犬
クプレラドッグフードはどのような犬に与えるといいのでしょうか。
また、与えないほうが良い犬はいるのでしょうか。
クプレラドッグフードを与えると良い犬
- 消化器が弱い
- 便の調子を整えたい
- 皮膚が弱い
- アレルギーを持っている
- 食が細い・食いつきが悪い
クプレラドッグフードを与えない方が良い犬
無添加でヒューマングレードなクプレラに与えてはいけない犬というのはありません。
但し、他のプレミアムドッグフードに比べるとタンパク質・脂質ともに低めになっています。
肥満が気になる小型犬や室内犬には適していますが、大型犬や活動量の多い犬には少しエネルギー不足かもしれません。
与える量を多くすることでエネルギー量を増やすことができますが、その分便の量も多くなります。
高タンパク・高脂質なフードを選ぶならば、カナガンやファインペッツのほうが適しているかもしれません。
クプレラドッグフードのコスパは?最安値とおすすめの購入方法
クプレラドッグフードの体重別1日の給餌量
体重 | 1日量 |
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~2kg | 20~35g |
2~5kg | 35~65g |
5~10kg | 65~130g |
10~20kg | 130~260g |
20~40 kg | 260~520g |
40kg~ | 520g~ |
クプレラドッグフードの体重別1ヶ月の目安料金
体重 | 1ヵ月の目安料金 |
---|---|
2kg | ¥3,120 |
5kg | ¥ 6,180 |
7kg | ¥7,950 |
10kg | ¥10,380 |
20kg | ¥17,430 |
40kg | ¥29,280 |
クプレラドッグフードのコスパは?
小型犬5kgの1ヵ月の給餌量は1袋(1.5kg)強で、約6,180円かかります。
同型犬の平均的なプレミアムフードの目安料金は、1ヵ月3,000円~4,000円ですからコスパが特にいいわけではありません。
低温長時間空気乾燥などの独特な製法で、よりプレミアムなドッグフードを目指しているため価格は少し高めになっています。
安全なドッグフードにこだわりを持っておられる飼い主さんには許容範囲の価格帯といえるかもしれません。
クプレラドッグフードと他の人気ドッグフードとの価格比較
商品名 | 価格 |
---|---|
クプレラ エクストリーム) プレミアム・ベニソン1.5kg | ¥5,520 |
UMAKA(美味華:うまか) 1.5kg | ¥4,950 |
カナガンチキン 2kg | ¥3,960 |
ヒルズ サイエンス・ダイエット〈プロ〉犬用【健康ガード 活力】 小粒 ドライ 3.3kgプレミアムドッグフード | ¥3,950 |
ロイヤルカナン ベッツプラン セレクトスキンケア 犬 ドライ 3kg | ¥3,704 |
アイムス (IAMS) 成犬用 健康維持用 チキン小粒 2.6kg | ¥1,296 |
クプレラドッグフードが購入できる場所
クプレラドッグフードは公式サイトでの販売はしていません。
Amazon、楽天、Yahoo!などのネットショップか正規販売店等で購入できます。
クプレラドッグフードの販売価格
クプレラ ベニソン&スイートポテト・ドッグフード4.54kg
★クプレラドッグフードにお試しや割引制度のようなものはありません。
★クプレラドッグフードに定期購入コースはありません。
★正規販売店では会員向けのイベント招待や特典付新商品紹介、各店でのキャンペーンなどがあります。各店ホームページでご確認ください
クプレラドッグフードの購入前に知っておきたいQ&A
開封前の賞味期限は1年間ですが、開封後は1ヵ月以内に使い切るようにしましょう。
開封後は開口部を2~3回折り曲げてクリップなどで留めて、冷暗所で保存してください。
ネットショップや正規代理店のネット販売などをご利用ください。
まとめ
かつて犬は肉食であったという説が常識のようになっています。
野生であったときは確かに草食動物などを捕獲して食べていましたが、その肉だけを食べていたわけではありません。
草食動物を丸ごと食べることによって、内臓に含まれた植物や血液などから多くの栄養素を取り入れていました。
主原料の肉だけに注目するのではなく、野生時代により近い食事を再現したいというクプレラのコンセプトはごく自然なように思えますが、それを現実のドッグフードに再現されたことは画期的なことです。
クプレラはシンプルでありながらより自然で栄養価の高いドッグフードです。
今までのドッグフードに不足を感じている飼い主さんには、ぜひ試していただきたいドッグフードといえるでしょう。