セレクトバランスドッグフードは、室内犬に多い運動不足や肥満といった悩みに寄り添った、低カロリーのドッグフードです。
老化や病気の原因となる活性酸素を取り除くコエンザイムQ10配合で、免疫力の維持や若々しい体の維持などに役立ちます。
しかし、これまでの説明を読んでも、愛犬に安心して与えられるドッグフードであるかは判断が難しいと思います。
そこで、今回はセレクトバランスドッグフードの特徴や原材料、口コミなどをまとめてみました。
ぜひ、ドッグフード選びの参考にしてください。
目次
セレクトバランスドッグフードの基本情報
ここではセレクトバランスの基本情報について紹介します。製品は最もベーシックな「セレクトバランス アダルト チキン」です。
| 商品名 | セレクトバランス アダルト/1才以上の成犬用 チキン 小粒 |
|---|---|
| 分類 | 総合栄養食 |
| 定価（税込） | 3,510円／3kg |
| 内容量 | 1kg・3kg・7kg |
| カロリー(100g) | 350kcal |
| 賞味期限（開封前、開封後） | 開封前はパッケージ記載の賞味期限、開封後1ヶ月程度 |
| 生産国 | アメリカ |
| 販売元 | 株式会社 ベッツ・チョイス・ジャパン |
| 対応年齢 | 成犬 |
| メイン食材 | チキン |
| 穀物類 | とうもろこし、米、玄米など |
| 酸化防止剤 | 使用（天然由来のもの） |
| 粒の大きさ | 8mm |
| 公式サイト | https://www.vetschoice.co.jp/ |
セレクトバランスの良いところ
下部尿路疾患予防に役立つクランベリー配合
犬の膀胱や尿道で起こる病気を下部尿路疾患と言います。特に多いのが、膀胱や尿道に結石が溜まる「尿路結石症」という病気です。
ポリフェノールを含むクランベリーは、尿のpHを調整して下部尿路の健康維持をサポートしてくれます。
そして、セレクトバランスにはこのクランベリーが配合されていますので、下部尿路疾患で悩んでいる犬にはおすすめであると言えます。
合成保存料、着色料、香料不使用
セレクトバランスは、合成保存料や着色料、香料は一切使われていないドッグフードです。
その代わりに、酸化防止剤としてミックストコフェロール、クエン酸、ローズマリー抽出物といった天然由来の安全な成分が使われています。
第一主原料に動物性たんぱく質が使われている
セレクトバランスの原材料を確認すると、どの製品も最初に動物性たんぱく質が記載されています。
そのため、穀物がメインのドッグフードよりも消化に優しいと言えます。
また、チキン以外にも低アレルゲンのラムを使った製品があり、アレルギー対策にも最適です。
返金保証あり！
別のドッグフードに変えたとたん、愛犬の食欲が落ちてしまったという経験をされた方もいるのではないでしょうか？
セレクトバランスは、もし愛犬とフードの相性が悪かった時のために返金制度を設けています。
ドッグフードが1/3以上残っている状態で30日以内であれば、手続きをすることで購入代金を返金してくれるという制度です。
好き嫌いが多い、初めてセレクトバランスを試すという方でも、この制度があれば安心して試すことができるでしょう。
セレクトバランスの悪いところ
穀物が多く使われている
セレクトバランスは穀物が多く使われているドッグフードです。
犬の体は、小麦やとうもろこしといった穀物の消化を非常に苦手としています。さらに、これらはアレルギーを起こしやすい食材と言われていますので、なるべく避けておきたい食材です。
セレクトバランスのチキン系の製品は、主原料の次にとうもろこしの記載があるため注意が必要です。
素材の品質がわからない
人間が口にする食材と同レベルの原材料を使ったドッグフードには「ヒューマングレード」といった記載があります。
しかし、セレクトバランスにはこの表記が見当たりません。
香料や着色料を使っていない点から、恐らく粗悪な素材を使っているということはなさそうですが、実際にどんな原材料を使っているのかは不明です。そのため、品質に不安を感じる方も多いでしょう。
セレクトバランスドッグフードの原材料と成分
セレクトバランスドッグフードの原材料
セレクトバランスにはどんな原材料が使われているのでしょうか。
「セレクトバランス アダルト チキン」の原材料や成分値について紹介します。なかでも気になる食材については赤文字で表記しました。
| 乾燥チキン、とうもろこし、米、玄米、ソイビーンミール、鶏脂（オメガ6脂肪酸・オメガ3脂肪酸源）、ビートパルプ、チキンエキス、乾燥卵、キャノーラ油（オメガ6脂肪酸・オメガ3脂肪酸源）、乾燥ミルクプロテイン、ビール酵母、クランベリー、フラクトオリゴ糖、グルコサミン、コンドロイチン、コエンザイムQ10、ビタミン類（A、D、E、K、B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン）、ミネラル類（カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、硫酸亜鉛、鉄、銅、マンガン、セレン、ヨウ素）、酸化防止剤（ミックストコフェロール、クエン酸、ローズマリー抽出物） |
セレクトバランスドッグフードの主な成分
| 粗タンパク質 | 22.0%以上 |
|---|---|
| 粗脂肪 | 13.0%以上 |
| 粗繊維 | 5.0%以下 |
| 粗灰分 | 7.0%以下 |
| 水分 | 10.0%以下 |
セレクトバランスドッグフードはこんな犬におすすめ
ドッグフードの好き嫌いが多い犬におすすめ
先ほども説明しましたが、セレクトバランスには返金制度があります。
犬にも食の好みがありますので、粒の大きさや香り、食感が気に入らないだけでドッグフードを食べてくれなくなることもあるのです。
過去に一度でもそのような経験がある方は、万が一食べてくれなくても返金してもらえるのは非常にありがたい制度であると言えます。
被毛や皮膚の健康が気になる犬
セレクトバランスは、クランベリーに含まれるポリフェノールやコエンザイムQ10といった抗酸化作用のある成分が配合されています。
これらは、免疫力の維持や体の内側からの健康維持をサポートしてくれるので、美しい被毛や皮膚の維持に役立ちます。
体重が気になる犬
セレクトバランスは、低カロリーでヘルシーなドッグフードです。
そのため、体重管理が必要な犬や避妊・去勢後で太りやすくなっている犬におすすめだと言えます。
セレクトバランスドッグフードの利用者の口コミ・評判
実際にセレクトバランスを愛犬に与えている方々のSNSでの評判を見てみましょう。
セレクトバランスの良い口コミ評判
セレクトバランスの悪い口コミ評判
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セレクトバランスの口コミ・評判のまとめ
SNSでセレクトバランスの口コミや評価を確認してみました。
良い口コミもあれば悪い口コミもあり、評判は様々です。良い口コミでは、食いつきが良いという評価、悪い口コミの中で特に目立ったのが、食いつきが悪いというものでした。
上記以外にも、他のドッグフードと混ぜて与えてもセレクトバランスのみ残してしまうといったものもあり、犬によって好き嫌いが分かれてしまうドッグフードであることが分かりました。
良い口コミ
- 食いつきが良い
- 大袋を買うとお得
- 目ヤニが減った
悪い口コミ
- セレクトバランスを食べなくなった
- 値上げされてしまった
- 食いつきが悪い
セレクトバランスドッグフードのコスパは？最安値とおすすめの購入方法
セレクトバランスドッグフードが購入できる場所
セレクトバランスは比較的多くのペットショップで取扱いされています。購入できる店舗については公式サイトの取扱店一覧をご確認ください。
また、近くで購入できる店舗がない場合はAmazonや楽天などの通販サイトを利用すると良いでしょう。
セレクトバランスドッグフードの販売価格と割引制度
セレクトバランスは、店頭・通販サイトに関わらず、基本的にどの店で購入しても販売価格は変わりません。
そのため、定価が最安値になりますし、購入場所もご自身の都合の良い場所で購入すると良いでしょう。
ただし、通販サイトでの購入は送料や手数料がかかってしまう場合がありますので、事前に確認が必要です
セレクトバランスドッグフードのコスパは？給餌量別1ヶ月の目安料金
ドッグフードを購入するうえで、特に気になるのはコスパではないでしょうか？ここでは、「セレクトバランス アダルト チキン」を例に挙げて、1ヶ月のコストを算出してみましょう。
まず、「セレクトバランス アダルト チキン」の基本価格は3,510円／3kgです。この価格から1gあたりの価格を算出すると1.17円になります。
1gあたりの価格に、次に紹介する愛犬の1日の給餌量をかけた数字が1日分のコストです。
さらに、1日分のコストに30日をかけると1ヶ月のコストを求めることができます。
例えば、5kgの成犬であれば下記のような計算式になります。
（105g×1.17円）×30日=3,685円
したがって、5kgの成犬なら1ヶ月のコストは約3,685円であることが分かりました。
セレクトバランスドッグフードの1日あたりの給餌量
子犬（パピー）の場合
セレクトバランスにはパピー用の製品があります。ここでは「セレクトバランス パピー子犬・母犬用 チキン」の給餌量を紹介します。
| 体重 | ～2ヶ月 | ～4ヶ月 | ～6ヶ月 | ～12ヶ月 |
|---|---|---|---|---|
| 0.5kg | 36g | 33g | 28g | 22g |
| 1kg | 60g | 56g | 47g | 38g |
| 1.5kg | 81g | 76g | 64g | 51g |
| 2kg | 101g | 95g | 79g | 63g |
| 2.5kg | 119g | 112g | 93g | 75g |
| 3kg | 137g | 128g | 107g | 86g |
| 4kg | 170g | 159g | 133g | 106g |
| 5kg | 201g | 188g | 157g | 126g |
子犬期は、犬の体が形成される最も重要な時期です。多くの栄養分を必要とするため、ドッグフードのカロリーも高く、年齢が幼いほど1日の給餌量が多くなります。
離乳直後は、ドッグフードを水かぬるま湯でふやかして与えると良いでしょう。
しかし、子犬の消化器官は発達途中ですので、一度にたくさんのフードを消化することができません。
1日の給餌量を3、4回ほどに分けて与えてください。それでも下痢や軟便といった症状が見られる場合は、1度に与える量が多いと思われますので、さらに回数を増やす必要があります。
成犬の場合
次に成犬の給餌量について紹介します。ここでは「セレクトバランス アダルト チキン」の給餌量の目安を紹介します。
| 体重 | 1日の給餌量 |
|---|---|
| 1kg | 31g |
| 1.5kg | 43g |
| 2kg | 53g |
| 2.5kg | 62g |
| 3kg | 72g |
| 4kg | 89g |
| 5kg | 105g |
| 7kg | 135g |
| 10kg | 177g |
| 15kg | 240g |
| 20kg | 297g |
| 30kg | 403g |
1才を超えると体の成長も落ち着き、給餌量も減少します。愛犬の体重を元に、上記の表で1日の給餌量の目安を確認しましょう。
与える回数は朝と夜の1日2回で問題ありません。なるべく決まった時間に与えるようにしてください。
ただし、この表はあくまで目安ですので、愛犬の体型や運動量に応じて給餌量を調整してあげましょう。
老犬（シニア）の場合
次にシニアの給餌量について紹介します。ここでは「セレクトバランス エイジングケア チキン」の給餌量の目安を紹介します。
| 体重 | 1日の給餌量 |
|---|---|
| 1kg | 29g |
| 1.5kg | 40g |
| 2kg | 49g |
| 2.5kg | 58g |
| 3kg | 67g |
| 4kg | 83g |
| 5kg | 98g |
| 7kg | 126g |
| 10kg | 164g |
| 15kg | 223g |
| 20kg | 276g |
| 30kg | 375g |
7才以上になるとシニア期に突入します。犬も人間同様、歳を取ると運動量や代謝が落ちますので、1日の給餌量も調整してあげる必要があります。
セレクトバランスにはシニア用のラインナップがありますので、こちらをうまく利用するのがベストでしょう。
また、抗酸化成分や関節の健康維持に役立つグルコサミン・コンドロイチンが配合されているので、シニア犬の健康維持に非常に役立つドッグフードです。
セレクトバランスドッグフードを与える際の注意点は？
セレクトバランスには多くの穀物が使われています。そのため、穀物にアレルギーのある犬は注意が必要です。
また、セレクトバランスのチキン系製品の原材料を確認してみると、主原料であるチキンの次にとうもろこしが記載されています。これは、とうもろこしがかなりの割合で使用されているということを指しています。
とうもろこしは、アレルギーの原因になりやすいと言われている食材ですので、おすすめできる食材ではありません。与える際は注意が必要です。
セレクトバランスドッグフード購入前に気になるQ&A
また、大々的に配布されていない場合でも、ペットショップの店員さんに尋ねるともらえることもありますので、気になる方は取扱店でスタッフさんに声をかけてみましょう。
そのため、保存する際はしっかり封をして日の当たらない風通しの良い場所で保存してください。
公式サイト内に取扱店の紹介ページがありますので、そちらを参考にしてみてください。
セレクトバランスドッグフードのまとめ
今回は、セレクトバランスについて紹介しました。
セレクトバランスは、日本で暮らす室内犬の生活環境に合わせて作られたドッグフードです。犬の年齢に応じたランナップが用意されており、一生を通じて与えることができます。
ただ、とうもろこしや米、玄米といった穀物が多く使われている点が気になるところです。
とはいえ、第一主原料には動物性たんぱく質が使われていますし、値段も購入しやすい価格ですので、気になる方は一度試してみてはいかがでしょうか
