ロータスドッグフードは、“オーブンベイク”という独自の製法で作られたドッグフードです。
通常のドッグフードのようなオイルコーティングを行っていないので、素材そのものの旨味や香りが引き立ち、犬の食いつきに期待できます。
ただ、取り扱っている店舗も限られているため、愛犬に安心して与えられるドッグフードなのか気になりますよね。
そこで、今回はロータスドッグフードについて徹底調査してみました。
目次
ロータスドッグフードの基本情報
ロータスドッグフードの基本情報
ここでは、ロータスの中でベーシックなラインナップ「ロータス アダルト チキンレシピ」の基本情報を紹介します。
商品名 | ロータス アダルト チキンレシピ |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価(税込) | 2,916円/1kg |
内容量 | 1kg・2.27kg・6kg |
カロリー(100g) | 368.5kcal |
賞味期限(開封前、開封後) | 開封前13ヶ月、開封後1ヶ月程度 |
生産国 | カナダ |
販売元 | ロータスジャパン |
対応年齢 | 成犬 |
メイン食材 | チキン |
穀物類 | 挽き割りライ麦、挽き割り玄米、挽き割り大麦、オートミール |
酸化防止剤 | 不使用 |
粒の大きさ | 6mm |
公式サイト | http://www.lotusjapan.net/index.html |
ロータスドッグフードの良い点・悪い点
ロータスドッグフードの良いところ
安心・安全な原材料
ロータスの原材料は、ホルモン剤不使用の肉類(鶏、ラム、白身魚など)をはじめ、野菜や果物に関しても新鮮で人間が食べられるレベルのものを使用しています。
アレルギーの原因と言われる小麦や大豆、トウモロコシといった穀物や合成保存料などは使われていないので、安心して与えることができます。
独自のオーブンベイク製法で素材の旨味を凝縮
ロータスドッグフードの1番の特徴は、“オーブンベイク”という独自の製法です。通常の製法は、ドッグフードが高温・高圧にさらされるため栄養素が破壊されてしまいます。
ひと粒ひと粒丁寧にオーブンで焼き上げることで、栄養分がしっかりと残り、少量の給餌量でも十分な栄養分を補うことができます。
腸内バランスを整える成分を配合
プロバイオティクス配合で、腸内環境の健康維持に役立ちます。胃腸が弱い犬や下痢・軟便が気になる犬にも最適です。
ロータスの悪いところ
価格が高い
ロータスは1kgあたり2,916円(税込)で、高価格帯のドッグフードであると言えます。
小型犬に与える分には問題が無いかと思いますが、大型犬の場合は1ヶ月に多くの給餌量が必要になるため、金銭的に余裕がなければ継続が難しいでしょう。
気になる原材料が使われている
ロータスのラインナップの中には、原材料に穀物、海塩、にんにくといった気になる材料が使われているものがあります。
犬は穀物の消化が苦手な体質です。そのため、消化不良やアレルギーの原因となることがあるので気を付けましょう。
海塩やにんにくはたくさん与えると、犬の体に悪影響を与える食材でもあるので十分注意が必要です。
ロータスドッグフードの原材料と成分
安心・安全な原材料を使用したドッグフードと謳っているロータスですが、実際にどんな原材料が使われているのでしょうか?
ここでは「ロータス アダルト チキンレシピ」の原材料や成分を紹介します。また、少々気になる食材は赤字にしてみました。
ロータスドッグフードの原材料
チキン、チキンミール、挽き割りライ麦、挽き割り玄米、白身魚、挽き割り大麦、オートミール、エンドウ豆繊維、オイルブレンド[(大豆オイル、オリーブオイル、サーモンオイル、月見草オイル)、酸化防止剤(ミックストコフェロール<天然ビタミンE>、クエン酸)]、乾燥全卵、乾燥ビール酵母、かぼちゃ、りんご、さつまいも、人参、ほうれん草、ブルーベリー、フラックスシード、にんにく、海塩、亜鉛アミノ酸キレート、ビタミンC、グルコサミン、コンドロイチン、鉄アミノ酸キレート、アルドフィルス菌、ラクティス菌、カセイ菌、チコリ根、ユッカ、乾燥ケルプ(海草)、ビタミンE、グレープシードエキス、銅アミノ酸キレート、マンガンアミノ酸キレート、ナイアシン、ナトリウム亜セレン酸塩、カルシウムパントテン酸塩、葉酸、ビタミンA、リボフラビン(ビタミンB2)、カルシウムヨウ素酸塩、ビタミンB12、チアミンモノニレイト(ビタミンB1)、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、ビタミンD3、ローズマリーエキス |
ロータスドッグフードの成分
粗タンパク質 | 24.0%以上 |
---|---|
粗脂肪 | 12.0%以上 |
粗繊維 | 4.5%以下 |
粗灰分 | 5.9%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
ロータスドッグフードはこんな犬におすすめ!
ロータスドッグフードには、腸内環境を整えるプロバイオティクス(善玉菌)が配合されていますので、お腹の調子が悪い犬に最適です。
また、関節の健康維持に役立つグルコサミンとコンドロイチンが配合されているので、大型犬やシニア犬といった関節に不安のある犬にもロータスドッグフードを選んであげると良いでしょう。
さらに、ラインナップの中には穀物を使用していないグレインフリーの製品も含まれていますので、穀物アレルギーが心配な飼い主さんにもおすすめです。
ロータスドッグフードの利用者の口コミ・評判
ロータスドッグフードを実際に利用している方の反応はどうなのでしょうか?SNSでのロータスドッグフードの評判を調査してみました。
ロータスドッグフードの良い口コミ評判
https://www.instagram.com/p/BQ2jfjIjzQl/?utm_source=ig_web_copy_link
https://www.instagram.com/p/BtvYCgtF9ZR/?utm_source=ig_web_copy_link
https://www.instagram.com/p/ByPfBdvHCXh/?utm_source=ig_web_button_share_sheet
ロータスドッグフードの悪い口コミ評判
https://twitter.com/shellymaa/status/999499346461704192?s=20
https://www.instagram.com/p/Bx4W6EKlFTI/?utm_source=ig_web_copy_link
ロータスの口コミ・評判のまとめ
SNSでロータスドッグフードの評判をチェックしたところ、賛否両論あることがわかりました。
ロータスドッグフードが良いという口コミには、原材料や製法にこだわっているだけあって、食いつきが良いというものが多いようです。
その一方、粒の固さが合わない、食べてくれるけど体質に合わないといった意見も少数ありました。
犬にも食の好みや相性があるため、このような意見があるのは仕方ないことです。ロータスを試したいと思う方は、一度少量パックを試してみましょう。
良い口コミ
- おいしそうに食べてくれた
- 種類が多いのでロータスの中でローテーションが可能
- 気まぐれな子でも食いつきが良い
- 肉好きの子も食べてくれる
悪い口コミ
- 粒が固いのか残してしまう
- 食いつきは良かったが湿疹が出てしまった
- 食べてくれない
ロータスドッグフードのコスパは?最安値とおすすめの購入方法
ロータスドッグフードが購入できる場所
ロータスドッグフードは、一部のペットショップやネットショップで購入することができます。販売店舗は公式サイトの下記ページで紹介されています。
ただし、常にほしい製品が揃っているとは限りませんので、来店前に電話で確認するか通販サイトを利用するのが便利でしょう。
ロータスドッグフードの最安値は?
ロータスドッグフードは基本的にどこで購入しても価格は変わりません。そのため、ご自身が購入しやすい方法を選びましょう。
稀に、商品入れ替えや賞味期限が近いという理由で、半額程度で販売されていたという口コミもありましたので、タイミングが合えば安く購入できるかもしれません。
ロータスドッグフードの1日あたりの給餌量
まずは、成犬に「ロータス アダルト チキンレシピ」を与える場合の、1日の給餌量を紹介します。
下記の表はあくまでも目安量となりますので、愛犬の体重や運動量に合わせて量を調整しましょう。
体重 | 1日の給餌量 |
---|---|
1~3kg | 25~55g |
3~5kg | 55~85g |
5~10kg | 85~145g |
10~15kg | 145~195g |
15~20kg | 195~240g |
20~30kg | 240~325g |
30~45kg | 325~445g |
※犬の年齢や生活環境に応じて給餌量は異なります。愛犬の様子を見ながら量を調整しましょう。
子犬(パピー)の場合
子犬期は体の発達が活発な時期ですので、一生のうちで最も栄養分を必要とします。そのため、成犬時よりも給餌量は多く、与えるフードのカロリーも高くなります。
ロータスには幼犬用のラインナップもありますので、こちらを与えるようにしてください。
ただし、子犬は消化器官が未発達であるため一度に多くのフードを食べることができません。フードのパッケージに記載されている1日の給餌量を3、4回に分けて、少量ずつ与えるようにしましょう。
1度に食べる量が多いと下痢や軟便といった症状が見られますので、子犬の間は愛犬の様子をしっかりと観察して適切な給餌量を与えてください。
成犬の場合
12ヶ月を過ぎたら成犬用のドッグフードに切り替えましょう。先ほど説明した通り、子犬用のドッグフードはカロリーが高めに設定されています。
そのため、成犬に子犬用のフードを与え続けると肥満の原因になりますので注意が必要です。
成犬になると体の成長も落ち着くため、給餌量も子犬の時よりも少なくなり、給餌回数も1日2回に減らして問題ありません。
こちらもパッケージに記載された給餌量を参考に、愛犬の体型や生活環境に応じて量を調整してあげてください。
老犬(シニア)の場合
7才を過ぎたあたりからシニア期に突入します。人間と同様、犬も歳を取ると運動量や代謝が落ちてしまいます。
成犬用のドッグフードを与え続けるのであれば、量を1割程度減らすなどの工夫が必要です。
ただし、シニア犬でも元気に運動する犬もいますので、愛犬の運動量や体重を見ながら判断しましょう。
ロータスには高齢犬用のラインナップも用意されています。給餌量の調整が難しいと感じた飼い主さんは、老齢犬用のドッグフードに切り替えるのも良いでしょう。
ロータスドッグフードのコスパは?給餌量別1ヶ月の目安料金
ドッグフードを選ぶ時に特に気になるのが、コストパフォーマンスです。実際にロータスを愛犬に与えると1ヶ月にどれくらいのコストになるのでしょうか。
成犬に「ロータス アダルト チキンレシピ」(2,916円/1kg)を与えた場合で算出しました。
体重 | 1日の給餌量 | 1ヶ月のコスト |
---|---|---|
1~3kg | 25~55g | 2,187~4,811円 |
3~5kg | 55~85g | 4,811~7,436円 |
5~10kg | 85~145g | 7,436~12,685円 |
10~15kg | 145~195g | 12,685~17,059円 |
15~20kg | 195~240g | 17,059~20,995円 |
20~30kg | 240~325g | 20,995~28,431円 |
30~45kg | 325~445g | 28,431~38,929円 |
今回は、「ロータス アダルト チキンレシピ」の1kg入りを基準にコストを計算しました。
ロータスには3kg、6kg入りがありますので、こちらを選ぶとコストはさらに下がります。
上記の表から確認できる通り、3kg程度の小型犬であれば1ヶ月に約1.5袋を消費する計算となり、月のコストは5,000円弱です。
そして、10kg以上の大型犬となれば、1ヶ月のコストは10,000円を超えてしまいます。この結果から、ロータスは少々お財布には優しくないドッグフードであると言えます。
しかし、オーブンベイク製法で手間ひまかけて作られたドッグフードだからこそ、価格が高くなるのは仕方がないことです。
危険な食材が使われていない、被毛や皮膚の健康維持に役立つ成分が入っているなど、メリットは多いフードですので選ぶ価値はあるかと思います。
ロータスドッグフードを与える際の注意点は?
穀物アレルギーに注意
ロータスには穀物が多く含まれている製品があります。犬は穀物の消化が苦手な動物です。消化不良やアレルギーの原因になると言われているものもあります。
穀物アレルギーなどが心配であれば、ダックレシピ、フィッシュレシピ、ターキーレシピといったグレインフリーの製品を選ぶようにしましょう。
珍しい食感が合わないことも
ロータスは他のドッグフードとは違い、サクサクとしたクッキーのような食感のドッグフードです。
カリカリとしたドッグフードを食べ慣れている犬の中には、この食感が気に入らない子もいるでしょう。
初めてロータスを試す場合は、まずはサンプルや少量パックのものから試すことをおすすめします。
ロータスドッグフード購入前に気になるQ&A
ロータスドッグフードにお試しサンプルはあるの?
これらをもらうには条件などがある場合もありますので、各通販サイトや店頭で確認してみてください。
ロータスドッグフードの保存方法は?
そのため、開封後は空気をしっかりと抜いて、チャックをしっかり閉めて冷暗所で保管してください。また、ロータスは化学保存料や合成酸化防止剤などを使っていないドッグフードですので、開封後はなるべく使い切りましょう。
ロータスドッグフードはいつから与えていいの?
ロータスドッグフードは店舗で取り扱っているの?
ただし、常に欲しい製品が店頭にあるとは限りませんので、事前に電話等で在庫の確認をしておくと良いでしょう。
ロータスドッグフードのまとめ
今回はロータスドッグフードについて解説しました。
ロータスドッグフードは、人間が食べられるレベルの肉や野菜、果物をたっぷり使った良質なドッグフードであることがわかりました。オーブンで1粒1粒じっくり焼いて調理する“オーブンベイク製法”で、ドッグフード特有の脂っこさがなく犬の食いつきも良いと好評です。
高価格帯のドッグフードに分類されますが、その分素材や製法にこだわっているので、選ぶ価値のあるドッグフードです。
ただし、食感がサクサクとしているため通常のドッグフードを食べ慣れている犬は、警戒して食べてくれないこともあるかもしれません。
ロータスには80g入りの少量パックもありますので、まずは愛犬の食いつきを試してみてはいかがでしょうか。