ナチュラルバランスは、動物栄養博士や獣医博士といった動物のプロたちによって開発された「栄養サプリメント」配合されたドッグフードです。
全年齢対象の商品もあり、生涯通して与えられるドッグフードと人気です。
今回はそんなナチュラルバランスを徹底解説していきます。
目次
ナチュラルバランスドッグフードの基本情報
商品名 | ウルトラプレミアム ホールボディヘルス チキン チキンミール&ダックミール |
---|---|
ブランド名 | ナチュラルバランス |
メーカー名 | ナチュラルバランス社 |
分類 | ドライ |
フード目的 | 総合栄養食 |
推奨ライフステージ | 全年齢対象 |
参考価格(内容量) | 864円~(300g) |
1kgあたりの価格 | 1,620円 |
原産国 | アメリカ |
ナチュラルバランスドッグフードの特徴
動物栄養学博士のプロジェクトチームが十数年に渡って、研究・開発を重ねて生まれたナチュラルバランス。
ペットフードの栄養基準やラベル表示などに関するガイドラインを定める「AAFCO」の検査基準をクリアし、全米で販売が認められた栄養サプリメントを配合したドッグフードです。
原材料は、全て人間が食べられるヒューマングレードのものが使用されているので、愛犬にも安心して与えることができます。
さらに、食物アレルギーに配慮して、これまでに他社が取り扱っていないダックやベニソンといった動物性タンパク質を使用したドッグフードも豊富に揃っています。
チキンやビーフにアレルギーがある犬にもおすすめです。
ナチュラルバランスドッグフードの品質を調査!
ドッグフードのパッケージに記載されている原材料や成分を見ると、ある程度そのフードの安全性が分かります。
そこで、ナチュラルバランスドッグフードには、一体どんな原材料や成分が含まれているのかチェックしてみましょう。
ナチュラルバランスの原材料
鶏肉、玄米、オート麦、チキンミール、ポテト、ブリュワーズライス、鶏脂肪(天然混合トコフェロールで酸化防止)、乾燥ニンジン、ダックミール、サーモンミール、豆ファイバー、オートファイバー、自然風味、トマト、亜麻仁、ブリュワーズドライイースト、ニシン油、塩、塩化カリウム、DL-メチオニン、塩化コリン、第二リン酸カルシウム、亜鉛アミノ酸キレート、硫酸亜鉛、硫酸鉄、鉄アミノ酸キレート、硫酸銅、銅アミノ酸キレート、亜セレン酸ナトリウム、硫酸マンガン、マンガンアミノ酸キレート、ヨウ素酸カルシウム、Lアスコルビン2ポリフォスフェイト(ビタミンC)、L-トリプトファン、ビタミンE、ナイアシン、Dカルシウムパントテン酸塩、ビタミンD3、葉酸(ビタミンB)、天然混合トコフェロール、クエン酸、タウリン、乾燥クランベリー、乾燥ブルーベリー、乾燥ほうれん草、L-リジン、乾燥ケルプ、乾燥ユッカシジゲラエキス、ローズマリーエキス |
ナチュラルバランスの成分値
成分 | 保証成分値 |
---|---|
粗タンパク質 | 23.0%以上 |
粗脂肪 | 13.0%以上 |
粗繊維質 | 3.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
カルシウム | 1.2%以上 |
リン | 1.0%以上 |
タウリン | 0.05%以上 |
アスコルビン酸(ビタミンC) | 20mg/100g以上 |
EPA&DHA | 0.25%以上 |
オメガ3脂肪酸 | 0.4%以上 |
オメガ6脂肪酸 | 2.5%以上 |
原材料をチェックしてみると、主原料に鶏肉が使われていることが分かります。
鶏肉は、高タンパク低カロリーであるだけではなく、必須ミネラルであるリンなどの成分が豊富に含まれている良質な素材です。
ただ、気になるのは「玄米」「オート麦」といった穀物や「○○ミール」が多く使われている点です。
アレルギーを引き起こしやすい小麦やトウモロコシは使われていませんが、穀物は犬にとって不要な栄養素ですので、穀物よりも肉類が多く含まれているフードを選ぶのが良いでしょう。
また、「○○ミール」といった原材料の中には、人間が口にしないような動物の部位が使われていることがあります。
ナチュラルバランスは、動物のプロたちが開発したフードですので、さすがに粗悪な素材は使われていないと思いますが、実際のところ何が入っているかわからないため、安全性にこだわる飼い主さんにはおすすめできません。
ナチュラルバランスドッグフードの利用者の口コミ・評判
ドッグフードを選ぶ際に一番気になるのが、フードの食い付きや愛犬との相性ではないでしょうか?
実際にナチュラルバランスを食べている犬の反応をSNSなどで調査してみました。
ナチュラルバランスの良い口コミ
ナチュラルバランスの悪い口コミ
うちの犬には硬すぎ&大粒すぎました。中型犬向きです。
ナチュラルバランスドッグフードの食つきはどう?
SNSの投稿や通販サイトの口コミを確認した限りでは、食い付きが良いという意見が多く見られました。
ただし、悪い口コミでもあったように、粒の大きさが小型犬には少し大きいようです。
ナチュラルバランスは小粒のものも販売されていますので、小型犬にはそちらを選んであげると良いでしょう
また、固くて食べ辛そうなら、水かぬるま湯でふやかして与えてみると、しっかり食べてくれることもありますので一度試してみてください。
ナチュラルバランスドッグフードのメリット・デメリット
基本的に食い付きが良いと評判のナチュラルバランスドッグフードですが、メリット・デメリットを詳しく見てみましょう。
メリット
fa-check-square食物アレルギーに配慮
他社メーカーで取り扱いが少ないダック、ベニソン、ラムといった動物性タンパク質やポテト、スイートポテトといった炭水化物を使用したフードが揃います。
これまでに与えたことのないタンパク質と炭水化物をベースとしたフードを与えることで、食物アレルギー対策になります。
また、アレルギーの原因になりやすいと言われている小麦やトウモロコシは一切使用していません。
fa-check-square豊富なラインナップ
ナチュラルバランスは全年齢対象のドッグフードだけではなく、食物アレルギー対応の製品やダイエットに最適な低カロリーの製品などが揃います。
ドライフードだけではなくウェットフード、トリーツもありますので、たくさんのラインナップから愛犬に合ったものを見つけてあげましょう。
fa-check-square便の臭いや量が減る
ナチュラルバランスは消化率90%以上という、非常に消化の良いドッグフードです。
そのため、排便の量も少なく、腸や内臓に負担をかけることはありません。
さらに、便を固める成分も含まれていないため便の量も少ない傾向があります。
ナチュラルバランスドッグフードを与えるべき犬
以上のメリットから、ナチュラルバランスはこんな犬におすすめです。
- 食物アレルギーに悩んでいる、アレルギー予防をしたい
- フードの食い付きが悪い
- 便の臭いが気になる
- 胃腸が弱い犬
- フードの好き嫌いが多く、新しいフードをなかなか食べない
デメリット
fa-check-square値段が少し高い
ナチュラルバランスは、いわゆる中価格帯のドッグフードです。
スーパーやホームセンターで販売されているドッグフードと比べると少し割高です。
しかし、使われている原材料や成分を見てみると妥当な金額であると言えます。
fa-check-square販売店が少ない
ナチュラルバランスはホームセンターやスーパーなどでは販売されていません。
ペットショップでも取り扱いがないところがありますので、少し購入しづらいと言えます。
ナチュラルバランスドッグフードを与えない方が良い場合
以上のデメリットから、次のような犬にはナチュラルバランスをおすすめできません。
- 価格の安さにこだわっている
- 品質の良さに徹底的にこだわる
- 使われている素材にアレルギーがある
ナチュラルバランスドッグフードのコスパは?最安値とおすすめの購入方法
実際にナチュラルバランスドッグフードを購入しようと思ったときに、どこで購入するのが安心なのでしょうか?
ここでは販売店や価格について解説します。
ナチュラルバランスドッグフードが購入できる場所
ナチュラルバランスは一部のペットショップ、通販サイトで購入することができます。
その際に「ナチュラルバランス正規販売店」と記載のある店舗で購入すると安心です。
ナチュラルバランスは「株式会社オフィスプロフィットインターナショナル」が正規総輸入元となっています。
こちら以外から輸入された商品は「並行輸入品」となり、パッケージや品質が正規品と異なることもあります。
日本へ輸入されてくるまでの保管状態や温度管理がどのような環境で行われていたかも不明なため、なるべく正規品を購入することをおすすめします。
ナチュラルバランスドッグフードの販売価格
「ウルトラプレミアム ホールボディヘルス チキン チキンミール&ダックミール」の販売価格は次の通りです。
内容量 | 価格(税込) |
---|---|
2.2ポンド(1kg) | 1,620円 |
5ポンド(2.27kg) | 3,402円 |
12ポンド(5.45kg) | 7,938円 |
24ポンド(10.90kg) | 14,904円 |
36ポンド(16.35kg) | 20,898円 |
小粒2.2ポンド(1kg) | 1,836円 |
小粒4ポンド(1.82kg) | 3,240円 |
1種類に対して豊富なサイズ展開があるのが特徴です。
これだけのサイズ展開があれば、大型犬を飼っている方も小袋を大量に購入しなくて良いというメリットがあります。
ただし、内容量が多いものを購入するほど安くなるという印象はなく、一番内容量の多いものを選んでも1kgあたり1,300円台です。
ナチュラルバランスドッグフードのコスパは?給餌量別1ヶ月の目安料金
次に、愛犬の体重別にナチュラルバランスのコストをチェックしてみましょう。
体重 | 1日の給餌量 | 1ヶ月のコスト |
---|---|---|
~1kg | ~27g | ~1,214円 |
1~3kg | 27~57g | 1,214~2,563円 |
3~5kg | 57~81g | 2,563~3,642円 |
5~10kg | 81~128g | 3,642~5,755円 |
10~18kg | 128~190g | 5,755~8,542円 |
18~27kg | 190~250g | 8,542~11,240円 |
27~36kg | 250~302g | 11,240~13,578円 |
36~45kg | 302~351g | 13,578~15,781円 |
1ヶ月のコストを算出するのに使用したフードは「ウルトラプレミアム ホールボディヘルス チキン チキンミール&ダックミール」の5ポンド入りです。
価格は3,402円(税込)で計算しました。
Amazonや楽天といった大手通販サイトでは、この価格よりも安く販売されていることがあるので、もう少しコストが下がるかもしれません。
また、今回紹介した給餌量はあくまで目安の数値です。愛犬の体重、体調、年齢などを考慮して、量を調整してあげるようにしましょう。
ナチュラルバランスドッグフードと他の人気ドッグフードとの価格比較
ナチュラルバランスドッグフードのコスパ等が分かったところで、他のドッグフードと比べるとどうなのかを調べてみたいと思います。
今回は中価格帯のドッグフードを4つピックアップしました。
商品 | 内容量 | 価格(税込) | 1kgあたりの価格(税込) |
---|---|---|---|
ナチュラルバランス ウルトラプレミアム ホールボディヘルス チキン チキンミール&ダックミール | 2.27kg | 3,402円 | 1,498円 |
シュプレモ 小型犬用 成犬用 | 3kg | 4,514円 | 1,505円 |
ヒルズのサイエンス・ダイエットアダルト 小型犬用 成犬用 1歳~6歳 | 1.5kg | 1,780円 | 1,186円 |
ナチュラルチョイス 小型犬用 成犬用チキン&玄米 | 3kg | 4,104円 | 1,368円 |
アーテミス スモールブリード・アダルト | 3kg | 4,042円 | 1,347円 |
中価格帯のドッグフードで価格を比べてみたところ、他のフードと大差のないフードであることが分かりました。
1ヶ月のコストの部分でも紹介しましたが、5kg前後の犬であれば1ヶ月1袋程度で足りる計算となりますので、毎月のコストについても特に高いわけではありません。
プレミアムドッグフードは高くて購入できない…という飼い主さんにもおすすめです。
ナチュラルバランスドッグフード購入前に気になるQ&A
冷蔵庫に入れると、出し入れの際の温度変化で結露が発生し、カビの原因となりますので常温での保存がおすすめです。
その際は、並行輸入品にご注意ください。
まとめ
今回はナチュラルバランスについて紹介しました。
他社メーカーでの取り扱いが少ない、ダック、ベニソン、ラムといった動物性タンパク質を使用したラインナップがあるので、食物アレルギーに悩む犬にぴったりのドッグフードです。
また、内容量も小袋から大袋まで用意されているため、大型犬を飼っている方にもおすすめです。
栄養バランスもしっかりと考えられているのに、1kg1,500円前後であれば継続しやすいと思いますので、ぜひ一度試してみてください。