サイエンスダイエットドッグフードは、市販されているドッグフードの中では優良なドッグフードとして根強い人気があります。反面、穀物不使用をを推奨する人からの酷評も多くみられます。市販のドッグフードの代表ともいえるサイエンスダイエットのすべてを徹底チェックしてみました。
目次
サイエンスダイエットドッグフードの基本情報
商品名 | サイエンスダイエット |
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ブランド名 | サイエンス・ダイエット |
メーカー名 | 日本ヒルズ・コルゲート株式会社 |
分類 | ドライ・ウェット |
フード目的 | 総合栄養食 |
推奨ライフステージ | 全年齢対応 |
参考価格(内容量) | 1,763円(3kg) |
1kgあたりの価格 | 588円 |
原産国 | アメリカ |
サイエンスダイエットドッグフードの特徴
サイエンスダイエットは1939年の創業から80年という長い歴史を持つドッグフードです。
犬の餌は人間の残飯が当たり前だった頃に、犬専用のフードとして生まれたサイエンスダイエットはドッグフードの草分けといえるでしょう。
現在のヒルズには200人以上の獣医師、栄養学者、食品科学者が在籍しており、世界各地で製品の研究・開発や改良に取り組んでいます。
カンザス州トピカにあるヒルズ・グローバル・ペットニュートリションセンターでは多くのペットが飼育されており、獣医師や栄養学者や飼育スタッフがペットごとの専門チームを作り、ペットの健康のために栄養豊富なペットフードを研究開発しています。
世界でもトップクラスのこの施設には、アメリカ動物病院協会(American Animal Hospital Association, AAHA)が認定する、最高基準の充実した設備を誇る獣医科病院が併設されています。
ペットの医療食からは始まったサイエンスダイエット
サイエンスダイエットは、疾患を持った犬のために作られた特別療法食「プリスクリプション・ダイエット」から始まりました。
その後、疾病のある犬のための特別食だけではなく、健康を保つためのドッグフードが最も必要であると考えられサイエンスダイエットが生まれました。
現在ではさまざまなライフステージや健康状態に合わせた多くの種類のドッグフードが商品化されています。
獣医師からサイエンスダイエットを推奨されることが多いのは、特別食として多くの動物病院で使われていたことによるものでしょう。
サイエンスダイエットの品質
サイエンスダイエットドッグフードの原材料と成分
原材料
成分 | 保有率 |
---|---|
粗タンパク質 | 21.0%以上 |
粗脂質 | 13.0%以上 |
粗繊維 | 3.0%以下 |
粗灰分(ミネラル) | 6.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
原材料と成分から見るサイエンスダイエットの品質
主原料がトリ肉(チキン、ターキー)なのは高評価です。
プレミアムフードでは使われることのないトウモロコシや小麦などが使われているので、グレインフリーが当たり前としているナチュラル志向の飼い主さんの評価が低くなっています。
穀物は犬には消化できないとされ、アレルギーの原因にもなるといわれていますが、最近の研究では犬にも穀物の消化能力があることが分かってきています。
人間でも生のままの穀物を食べると消化不良をおこします。
生の穀類を食べる人がいないように、ドッグフードの穀物は粉砕し加熱加工され糊状になっていることから、消化不良を起こす原因にはなりません。
また、穀物アレルギーについても、人間と同様に顕著に穀物アレルギーがある犬以外では、あまり神経質になる必要はないと考えられています。
犬に与えてはいけないとされているブドウやホウレンソウが使用されているのは気になります。
何らかの無害加工がされているとは思われますが、その説明が欲しいところです。
総合栄養食としてビタミンやカロテン、葉酸などが配合されており、化学合成添加物の使用もなく、市販されているドッグフードとしてはかなり優秀なドッグフードといえるのではないでしょうか。
サイエンスダイエットドッグフードの利用者の口コミ・評判
サイエンスダイエットの良い口コミ
たくさん入ってこのお値段なら安いのでリピ予定です。
サイエンスダイエットの悪い口コミ
店舗にてこれと同じワンちゃんの写真の少量の物を購入したらペロリと食べて便も形も量も良かったので、こちらで3㎏を購入。
最初の数日はいつも通りに食べて便も変わらなかったのが、便が緩んで少量になりました。
お皿に入れても究極お腹が空くまで食べません。
便の量少なくなり下痢っぽい事も多いです。
予防接種や環境の変化も無いので不思議に思い、前の小袋サイズと成分を照らし合わせてみると若干違う事が分かりました。
残念ながらこちらのごはん、うちには合いませんでした。
今までのより、匂いも少しきつい感じがします。
サイエンスダイエットドッグフードのメリット・デメリット
サイエンスダイエットのメリット
一番のメリットは近くのペットショップやホームセンターなどで欲しい時にすぐに手に入ることでしょう。
プレミアムフードは店頭販売されているものが少なくほとんどがネット販売です。
スマホや携帯からネット注文する人も増えてきましたが、欲しいと思った時にその場で買える店頭販売の強みにはかないません。
市販されているドッグフードは使われているものが粗悪であったり、質の悪いものが多い中で、サイエンスダイエットは比較的良質なドッグフードとして、ロイヤルカナンと並び不動の人気を保っています。
また、サイエンスダイエットは体重管理や疾病対策用など多種多様なフードが揃っており、動物病院には必ず用意されているので、獣医師と相談しながら使えるのも安心材料のひとつになっています。。
プレミアムフードと比べると価格が安いことも飼い主にとっては嬉しいことです。
サイエンスダイエットのデメリット
最近のナチュラル志向でヒューマングレード、グレインフリー、無添加ではないドッグフードへの批判が強くなっています。
サイエンスダイエットもその点から見るとプレミアムフードとはいえません。
厳密なプレミアムフードを求められる方には選ばれないドッグフードでしょう。
また、穀物アレルギーのある犬には与えることができません。
これらのことがデメリットと思えるかどうかは、飼い主の意識や見解によって違ってきます。
サイエンスダイエットドッグフードのコスパは?最安値とおすすめの購入方法
サイエンスダイエットドッグフードを1日の給餌量の目安
例:サイエンス・ダイエット™ アダルト 小型犬用 成犬用 1歳~6歳
体重 | 1日の給餌量 | カップ量 |
---|---|---|
1 kg | 30 g | 0.3 |
2 kg | 50g | 0.6 |
2.5kg | 60g | 0.7 |
3kg | 70g | 0.8 |
3.5kg | 80g | 0.9 |
4kg | 85g | 0.9 |
4.5kg | 95g | 1.1 |
5kg | 100g | 1.1 |
7kg | 130g | 1.4 |
代謝エネルギー100gあたり374kcal、200㏄カップは約90g
サイエンスダイエットドッグフードのコスパは?給餌量別1ヶ月の目安料金
例:サイエンス・ダイエット™ アダルト 小型犬用 成犬用 1歳~6歳 3kg 1,763円
体重4kgの小型犬の場合 1日の給餌量85g×30日=2.25kgなので、1ヵ月約1,300円程度になります。
プレミアムフードなら平均的に1ヵ月3,000~4,000円程度かかりますから、コスパはかなり高いといえるでしょう。
サイエンスダイエットドッグフードと他の人気ドッグフードとの価格比較
商品名 | 価格 |
---|---|
サイエンスダイエットアダルト 小型犬成犬用 750g | ¥803 |
DailyStyle(デイリースタイル)1kg | ¥3,686 |
このこのごはん1kg | ¥3,500 |
クプレラ エクストリーム) プレミアム・ベニソン1.5kg | ¥5,520 |
UMAKA(美味華:うまか) 1.5kg | ¥4,950 |
カナガンチキン 2kg | ¥3,960 |
サイエンスダイエットドッグフードが購入できる場所
サイエンスダイエットはペットショップやホームセンター、スーパーなどで店頭販売されています。また、Amazon、楽天などのネットショップでも購入できます。
公式サイトでの販売はしていません。
サイエンスダイエットドッグフードの販売価格と割引制度
サイエンスダイエットには数多くの商品があります。
価格はそれぞれに違ってきますので、店頭やネットショップにてご確認ください。
公式サイトでの割引制度のようなものはありませんが、満足されなかった場合の「全額返金制度」があります。
販売店舗における割引などは各店舗の店頭でご確認ください。
サイエンスダイエットドッグフードを購入前の気になるQ&A
ペットショップの販売店や動物病院などで提供されることがあります。
開封後はなるべく1ヵ月以内に食べ切るようにしてください。
サイエンスダイエットは年齢別に分かれています。
年齢に合ったフードを選んでください。
まとめ
サイエンスダイエットは店頭販売されているドッグフードの中でも、優良なドッグフードとして獣医師も推奨しているドッグフードのひとつです。
市販されているドッグフードは主原料が穀物であったり、合成添加物が多用されていることから、プレミアムフードを推奨する人達からは高い評価を得られていません。
同様にサイエンスダイエットもネット上では低い評価のサイトが多く見かけられます。
しかし、サイエンスダイエットは古くから実績のあるドッグフードであり、多くの獣医師や学者達が研究開発したドッグフードであることに間違いはありません。
今流行のプレミアムフードという言葉に惑わされることなく、愛犬にとって一番ふさわしいフードは何かを考えて選ぶことが大切です。
その観点からいえば、サイエンスダイエットを選択するのも決して悪いでは選択ではありません。