優良なドッグフードといえば海外産のものが多くあげられますが、最近では日本産のドッグフードにもこだわりを持って作られているものが増えています。その中でも「このこのごはん」は愛犬に対する優しい思いやりが感じられます。まだあまり知られてはいないようですが、日本発・日本の小型犬のために作られたというプレミアムドッグフード「このこのごはん」について徹底調査してみました。
目次
このこのごはんの特徴
日本産のドッグフードは、安価なことやペットショップやホームセンターなどですぐに手に入ることから、需要は大きいのですが品質的に優れているのもはそれほど多くありません。
犬を使役犬や番犬としてではなく、家族の一員として共に暮らすようになったことで、飼い主の安心安全なドッグフードに対する意識も高くなってきました。
「このこのごはん」は日本で飼われている小型犬のために作られた
今まで無添加・グルテンフリー・ヒューマングレードのプレミアムドッグフードと呼ばれているものはほとんどが海外産でした。
海外産のプレミアムドッグフードは、飼われている環境の違いもあり、運動量の多い活動的な犬に向けて作られています。
そのため多くの海外産フードが高たんぱく・高脂肪になっています。
日本で飼われている犬の大多数が運動量の少ない小型の室内犬です。
このこのごはんは新鮮な鶏のササミを使用しており、高タンパク・低脂肪なので、海外産のフードでは肥満が心配な日本の小型犬にふさわしいフードといえるでしょう。
フードの粒の大きさにも配慮
海外産のフードは中・大型犬向けにつくられていることが多く、フードの粒の大きさは直径10mm以上のものが多く見られます。このこのごはんのフードの粒の大きさは、小型犬が最も食べやすい7~8mmに作られています。
このこのごはんの基本情報
商品名 | このこのごはん |
---|---|
ブランド名 | このこのごはん |
メーカー名 | 株式会社オモヤ コノコトトモニ事業部 |
分類 | ドライ |
フード目的 | 総合栄養食 |
推奨ライフステージ | 全年齢・オールステージ |
参考価格 | 通常価格¥3,500(1kg) |
1kgあたりの価格 | ¥3,500 |
原産国 | 日本 |
このこのごはんの品質
このこのごはんの原材料と成分
- 鶏肉(ささみ、レバー)
- 大麦、玄米
- ビール酵母、鰹節、米油、乾燥卵黄
- 鹿肉、まぐろ
- 青パパイヤ末、モリンガ、さつまいも、わかめ
- 乳酸菌、昆布
- ミネラル類(牛骨カルシウム、卵殻カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)
- ビタミン類(ビタミンA、ビタミンB2、パントテン酸カルシウム、ビタミンB12、ビタミンD、ビタミンE)
成分 | 保証成分量 |
---|---|
粗タンパク質 | 21.5%以上 |
粗脂質 | 7.5%以上 |
粗繊維 | 1.0%以下 |
灰分 | 5.5%以下 |
水分 | 10%以下 |
代謝エネルギー | 342kcal/100g |
原材料と成分から見たこのこのごはんの品質
原材料
主原料に高タンパクで低脂肪な鶏ササミを使い、鶏レバー(九州産)・鹿肉(北海道産)・まぐろ(静岡産)などすべて国内の新鮮な人食用素材を使っています。
有害な添加物や酸化防止剤などは一切使われていないのは国産ドッグフードの中でもかなり優秀なフードだといえるでしょう。
fa-check厳選された素材と豊富な栄養素で小型犬の3つの悩みを解消!
小型の室内犬では臭い・毛並み・涙焼けが最大の悩みだといわれています。
≪臭い≫腸内の善玉菌を増やし腸内環境を整える乳酸菌を配合することで、体臭の元になる老廃物を便として排出します。
≪毛並み≫青パパイヤは犬にとって重要な栄養素であるタンパク質の分解・吸収を助け豊富な栄養素を毛先まで届けます。
≪涙焼け≫小型犬の一番の悩みである涙焼けは体内に溜まった老廃物や添加物が涙腺や涙管に詰まることで起こります。
このこのごはんは完全無添加で、食物繊維の多いモリンガやさつまいもなどの食物繊維の多い野菜や天然素材を使い、消化を促し涙腺や涙管の老廃物の詰まりをスムーズにします。
保証成分
日本で飼われている小型犬のために作られたドッグフードなので、粗たんぱく質も粗脂肪も低めになっています。
運動量の多い中・大型犬にはエネルギー不足になる可能性があるので向いていません。
このこのごはんの利用者の口コミ・評判
このこのごはんの良い口コミ
このこのごはんの良くない口コミ
口コミや評判から見たこのこのごはんのメリット・デメリット
このこのごはんは2018年に発売されたばかりの新しい国産ドッグフードです。
Amazonや楽天などの大手のネットショップでも取り扱いがなく公式サイトのみの販売のため、レビューも少なく口コミによる評価はほとんど見られませんでした。
インスタグラムでの書き込みでは概ね評判が良く、評価というよりはこれからの愛犬の変化への期待が大きいようです。
涙焼けや毛艶の改善がみられるには3ヵ月はかかるといわれています。
インスタグラムなどのSNSで効果についての良い結果が拡散されると一気に人気が出る可能性があります。
唯一のデメリットは1ヵ月のフード代金の高さでしょう。
標準的な小型犬で1ヵ月10,000円前後かかるのは少し負担が大きいと思われる方が多いのではないでしょうか。
このこのごはんを与えると良い犬・与えない方が良い犬
このこのごはんはどのような犬に与えるといいのでしょうか。
また、与えないほうが良い犬はいるのでしょうか。
このこのごはんを与えると良い犬
- 運動量の少ない小型の室内犬
- 肥満傾向がある
- 涙焼けがある
- 毛に艶がなくパサついている
- 体臭がきつい
- 消化器が弱い
このこのごはんを与えない方が良い犬
小型犬に向けたドッグフードなので運動量の多い中・大型犬には向いていません。
無添加でヒューマングレードなドッグフードなので、健康な小型犬であれば与えて悪い犬というのはありません。
但し、グルテンフリーですが、全穀物不使用のグレインフリーではないので、穀物全般にアレルギーを持っていたり、原材料の中にアレルゲンがある場合は与えることはできません。
このこのごはんのコスパは?最安値とおすすめの購入方法
このこのごはんの1日の給餌量
時期 | 体重1〜3kg | 体重4〜6kg | 体重7〜9kg |
---|---|---|---|
〜生後4ヶ月 | 61〜140g | 174〜236g | 264〜319g |
生後4〜9ヶ月 | 51〜117g | 145〜196g | 220〜266g |
生後9〜12ヶ月 | 41〜93g | 116〜157g | 176〜213g |
成犬 | 28〜73g | 79〜123g | 120〜167g |
このこのごはんの1ヵ月の給餌料金とそのコスパは?
このこのごはんは1kgで3,500円です。
体重5㎏の小型犬で1日の給餌量は約101gなので、一日あたり約354円、1か月で約10,620円かかります。
同犬種での他のプレミアムフードの1ヵ月の給餌量の料金は約3,000~4,000円なので、このこのごはんはかなりの高額になります。
どう考えてもコスパがいいとは言えません。
厳選された人用食材を使い、コストの高い日本で製造されていることが価格に反映しているのだと思われますが、もう少し安くなれば需要が増えるのではないかと考えられます。
このこのごはんと他の人気ドッグフードとの価格比較
※各フードの内容量と1日の給餌量によって消費価格は違ってきます。価格の安いものが必ずしもコスパ的に良いわけではありません。
商品名 | 価格 |
---|---|
このこのごはん1kg | ¥3,500 |
クプレラ エクストリーム) プレミアム・ベニソン1.5kg | ¥5,520 |
UMAKA(美味華:うまか) 1.5kg | ¥4,950 |
カナガンチキン 2kg | ¥3,960 |
ロイヤルカナン ベッツプラン セレクトスキンケア 犬 ドライ 3kg | ¥3,704 |
アイムス (IAMS) 成犬用 健康維持用 チキン小粒 2.6kg | ¥1,296 |
このこのごはんが購入できる場所
このこのごはんはペットショップなどの店頭やAmazon、楽天などのネットショップでの販売はしていません。
公式サイトのみの販売となります。
このこのごはんの販売価格と割引制度
fa-paperclipこのこのごはんのお得な購入方法はこれ!
このこのごはん購入前に知っておきたいQ&A
公式サイトのみの販売となります。
まとめ
世界的に高い評価を受けている日本産の食物に対して、国産のドッグフードは残念ながら高品質とはいえないものが多く販売されています。
今まで良質で安全なドッグフードは、基準が厳しいといわれている欧米でのドッグフードにしかないと言われてきました。
近年ペットに対する意識の変化から、飼い主のドッグフードへの意識も高まり、国内でも少しずつ、無添加・ヒューマングレードなプレミアムドフードが作られるようになってきました。
このこのごはんは2018年に発売されたばかりの新しい国産プレミアムドフードです。
日本で飼われていることの多い小型犬に特化したドッグフードということで、興味を持たれている方も多いのではないでしょうか。
国内生産なのでまだまだコストがかかることから、価格が高いのがネックではありますが、多く需要があればコストダウンされる可能性もあります。
愛犬のためにより良いドッグフードを、と思われている方にはぜひ試して頂きたいドッグフードです。