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アイムスドッグフードの口コミ・評判は?原材料や安全性を解説

「アイムス」は1950年代にブランド初の製品が開発された、長い歴史のあるドッグフードです。

この頃から「犬や猫の健康に有用な最先端の栄養価を」をモットーに、高品質なペットフードを製造するために研究や開発を重ねる姿は、信頼できるブランドであるといえます。

多くのペットショップやホームセンターで販売されており、比較的安価で購入できるのが魅力的なアイムスドッグフードです。

しかし、実際に愛犬へ与えるとなると使われている原材料や品質が気になりますよね。

そこで、今回はアイムスドッグフードの特徴や原材料、成分、口コミなどをチェックしてみました。ぜひ、ドッグフードを選ぶ時の参考にしてみてください。

アイムスのおすすめポイント

  • 第一主原料に肉類が使われている
  • 年齢や体型別のラインナップが揃う
  • ペットショップやホームセンターでも販売されているので手軽に購入できる
  • Amazonの定期便を利用すればさらにお得に購入できる

アイムスドッグフードの基本情報

商品名 IAMS
分類 総合栄養食
定価 オープン価格
※Amazon参考価格
1,387円(2.6kg)
内容量 1.2kg、2.6kg、5kg、8kg、12kg
カロリー(100g) 377kcal
賞味期限(開封前、開封後) 開封前:製造から16ヶ月
開封後:1ヶ月
生産国 ドイツ
販売元 マース ジャパン
対応年齢 成年期
メイン食材 肉類(チキンミール、家禽ミール)
穀物類 とうもろこし、小麦
酸化防止剤 あり
人工添加物・香料・着色料 あり
粒の大きさ 1cm程度
公式サイト http://www.iams.jp/dog-food/

アイムスドッグフードの原材料と成分

アイムスの原材料一覧

まずは、「アイムス成犬用 健康維持用 チキン小粒」に使われている原材料を紹介します。そのなかでも、気になるものは赤文字で表示しています。

肉類(チキンミール、家禽ミール)、とうもろこし、小麦、動物性油脂、乾燥ビートパルプ、家禽エキス、乾燥卵、STPP (トリポリリン酸塩)、ひまわり油、フラクトオリゴ糖、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、クロライド、セレン、銅、ナトリウム、マンガン、ヨウ素)、酸化防止剤(BHA、BHT、クエン酸)

アイムスの成分一覧

たんぱく質 24.0%以上
脂質 12.5%以上
粗繊維 4.0%以下
灰分 9.0%以下
水分 10.0%以下

アイムスの原材料・成分の品質まとめ

チキンミール

アイムスは、第一主原料に肉類を使用しています。

価格が安いドッグフードの場合、コストを抑えるために主原料に小麦やトウモロコシといった穀物が使われていることが多いのですが、アイムスは動物性タンパク質ですので、その点は評価できる部分でしょう。

しかし、使われている肉類の品質に関しての記載はありまでした。

現在日本では、ペットフード安全法が定められているため、昔ほど粗悪な原材料を使ったドッグフードは無いでしょうが、プレミアムドッグフードと比べると安全性には不安が残ります。

トウモロコシ、小麦

原材料を確認すると、2番目・3番目にトウモロコシや小麦といった穀物が記載されています。

犬には、穀物を分解するのに必要な「アミラーゼ」という成分がごくわずかしかありません。そのため、犬は人間のように穀物を効率良く消化することができず、消化不良を引き起こす原因となることがあります。

さらに、小麦は食物アレルギーの原因となることがあるので注意が必要な食材です。

酸化防止剤BHA、BHT

多くのペットフードに含まれている脂肪分は、空気に触れると酸化してしまいます。酸化が進んだペットフードは、嗜好性が落ちたり、品質が劣化してしまったりする恐れがあります。

酸化を防ぐために使われるのが酸化防止剤です。プレミアムドッグフードは、天然由来の成分を酸化防止剤として使っていることが多いのですが、安価なドッグフードには合成酸化防止剤であるBHAやBHTといった成分が含まれています。

これらは、大量に与えると発がん性があると言われている成分です。そのため、与える際は注意が必要です。

アイムスドッグフードの全種類の特徴・原材料一覧

アイムスには、年齢に適応したドッグフードのラインナップが豊富に揃います。そこで、全種類の特徴や主原料を紹介します。

12ヶ月までの子犬

商品名 特徴 原材料
12か月までの子いぬ用 子犬の健やかな成長を考えて、免疫力を維持するビタミンE、脳の発達をサポートするDHAなどを配合したドッグフード 肉類(チキンミール、家禽ミール)、とうもろこし、小麦、動物性油脂、米、家禽エキス、乾燥ビートパルプ、植物性タンパク、他
12か月までの子いぬ用 小型犬用シリーズ 子犬の健やかな成長を考えた栄養素を豊富に配合したドッグフード。小型犬でも食べやすいように、従来の小粒よりもさらに小粒なのが特徴 肉類(チキンミール、家禽ミール)、とうもろこし、小麦、動物性油脂、米、植物性タンパク、乾燥ビートパルプ、他

1才以上

商品名 特徴 原材料
健康維持用 チキン小粒 成犬に必要な栄養素をバランスよく配合。子犬用のフードと同じくチキンを主原料として使用 肉類(チキンミール、家禽ミール)、とうもろこし、小麦、動物性油脂、乾燥ビートパルプ、他
健康維持用 ラム&ライス小粒 成犬に必要な栄養素をバランスよく配合。ラム・ライスが好きな犬のために、主原料にラムを使用 肉類(チキンミール、ラムミール、家禽ミール)、米、とうもろこし、小麦、動物性油脂、乾燥ビートパルプ、他
体重管理用 チキン小粒 体重が気になる犬の健康維持に最適なラインナップ。成犬用と比べ、脂肪分を28%カット。 とうもろこし、小麦、肉類(チキンミール、家禽ミール)、動物性油脂、乾燥ビートパルプ、他
体重管理用 チキン中粒 体重が気になる犬の健康維持に最適なラインナップ。中粒タイプなので、中型犬~大型犬向け とうもろこし、小麦、肉類(チキンミール、家禽ミール)、動物性油脂、乾燥ビートパルプ、他
体重管理用 ラム&ライス小粒 体重が気になる犬の健康維持に最適なラインナップ。消化吸収のよい肉類を主原料として使用 肉類(ラム、チキン、ターキー)、トウモロコシ粉、発酵用米、小麦、ソルガム、大麦、乾燥ビートパルプ、他
成犬用 小型犬用チキン小粒 小型成犬に適した栄養設計のラインナップ。粒のサイズを従来の小粒よりもさらに小さく、小型犬でも食べやすい 肉類(チキンミール、家禽ミール)、とうもろこし、小麦、動物性油脂、乾燥ビートパルプ、他

シニア

商品名 特徴 原材料
7歳以上用 健康サポート チキン小粒 7歳以上のシニア犬向けのラインナップ。関節の健康維持をサポートするグルコサミンなどを配合 肉類(チキンミール、家禽ミール)、とうもろこし、小麦、動物性油脂、乾燥ビートパルプ、家禽エキス、ほか
7歳以上用 健康サポート チキン中粒 7歳以上のシニア犬に適切な栄養成分をバランス良く配合。中型・大型犬でも食べやすい中粒 肉類(チキンミール、家禽ミール)、とうもろこし、小麦、動物性油脂、乾燥ビートパルプ、家禽エキス、ほか
7歳以上用 健康サポート ラム&ライス小粒 7歳以上のシニア犬に適切な栄養成分をバランス良く配合。チキンに加え、ラム&ライスを使用 肉類(チキンミール、家禽ミール、ラムミール)、とうもろこし、米、小麦、動物性油脂、乾燥ビートパルプ、ほか
7歳以上用 体重管理用 7歳以上のシニア犬で体重が気になる犬へおすすめのラインナップ。通常の成犬用のフードと比べて脂肪分を29%オフ 小麦、とうもろこし、肉類(チキンミール、家禽ミール)、植物性タンパク、さとうもろこし、米、家禽エキス、ほか
7歳以上用 小型犬用 チキン小粒 7歳以上のシニア犬に適切な栄養成分をバランス良く配合。従来の小粒サイズよりもさらに粒を小さくした小型犬専用のランナップ 肉類(チキンミール、家禽ミール)、とうもろこし、小麦、動物性油脂、乾燥ビートパルプ、家禽エキス、ほか
11歳以上用 毎日の健康ケア チキン小粒 11歳以上のシニア犬に適切な栄養成分をバランス良く配合。食いつきが良いチキン味 肉類(チキンミール、家禽ミール)、とうもろこし、小麦、動物性油脂、乾燥ビートパルプ、家禽エキス、ほか
14歳以上用 いつまでも健康維持 チキン小粒 14歳以上のシニア犬に適切な栄養成分をバランス良く配合。関節や目、脳機能など高齢犬の気になる部分を徹底サポート 肉類(チキンミール、家禽ミール)、小麦、とうもろこし、動物性油脂、大麦、さとうもろこし、家禽エキス、ほか

アイムスドッグフードはこんな犬におすすめ!

品質よりも価格が安いドッグフードを探している

アイムスの原材料をチェックしてみたところ、穀物が使用されていたり使われている肉類の品質について詳しく書かれていなかったりすることから、安全性については不安が多いドッグフードであることがわかりました。そのため、高品質なドッグフードを好んで食べる犬には不向きです。

品質を気にせずに何でも食べてくれるという犬には、価格も安いので良いドッグフードであると言えます。

ドッグフードの食いつきが悪い犬

アイムスは、主原料に肉類が使用されています。そのため、穀物類を第一主原料として使っているドッグフードと比べると食いつきが良いと言えます。

もし、愛犬がドッグフードの食いつきが悪く悩んでいるという方は、一度試してみてはいかがでしょうか。

口の小さな小型犬

アイムスには小型犬用のラインナップが揃います。

従来の小粒でも粒が大きいと感じる場合は、小粒よりも小さな小型犬用シリーズを試してみると良いでしょう。

また、どの製品も小分けパックになっているので、常に開けたてのドッグフードを与えられるという点もメリットです。

アイムスドッグフードの口コミ・評判

アイムスの良い口コミ

アイムスの悪い口コミ

アイムスの口コミ・評判のまとめ

アイムスの口コミを確認したところ、賛否両論あることがわかりました。

良い口コミは、よく食べてくれる、便がよく出る、定期便が便利といった内容が多いようです。

一方、悪い口コミには安いけど食べてくれない、下痢になった、愛犬の口に合わないといった内容が見受けられました。

どのドッグフードにも言えることですが、愛犬にも食の好みや体質との相性があります。どんなに評価の良いドッグフードでも全ての犬が食べてくれるとは限りません。気になるドッグフードがあれば、一度試してみるのがおすすめです。

アイムスドッグフードの価格とコスパは?最安値とおすすめの購入方法

アイムスを最安値で購入できる場所

アイムスはペットショップやホームセンターの他に、Amazonや楽天といった大手通販サイトでも購入できます。

今回はAmazon、楽天で「健康維持用 チキン小粒」を購入した場合の価格を比較してみます。

Amazon 楽天
販売価格 1,347円(1.2kg)
1,396円(2.6kg)
2,473 円(5kg)
3,718円(8kg)
4,343円(12kg)
702円(1.2kg)
1,314円(2.6kg)
2,392円(5kg)
3,498円(8kg)
4,824円(12kg)
送料 店舗により異なる 店舗によって異なる

※価格は2020年1月現在のデータです

Amazonと楽天の最安値を確認したところ、内容量の少ないものであれば楽天、多いものならAmazonで購入するのが安いということが分かりました。

ただし、送料が販売店によって違うため、普段から利用している通販サイトを選ぶことで、送料が無料になったりポイント割引を受けられたりするので、さらに安く購入できることもあるでしょう。

送料なども含めた金額から、お得に購入できるお店を探してみてください。

アイムスの販売価格と割引制度

Amazonでアイムスを購入すると、通常購入に加えて定期的に商品が配送される「定期おトク便」を利用することができます。

「定期おトク便」を選択すると、初回から通常価格の10%オフ、さらに1ヶ月に3個の商品を注文すると15%オフでドッグフードを購入することができます。

配送頻度は、毎月1回から6ヶ月毎に1回まで、愛犬の食べる量に合わせて選ぶことができ、スキップやキャンセルも可能です。

安く買えるうえ、毎月ペットショップへドッグフードを買いに行く手間が省け、非常に便利なサービスですのでぜひ利用してみてください。

アイムスのコスパは?給餌量別1ヶ月の目安料金

今回は、「健康維持用 チキン小粒」を5kgの成犬に与える場合の給餌量と1ヶ月のコスパを算出してみました。

5kgの成犬だと、1日あたりの給餌量は80gです。

これを1ヶ月間与えると消費量は2.4kgとなり、1ヶ月あたり2.6kg入りのフードを1袋弱消費するという計算になります。

よって、1ヶ月のコストは1,300円程度であると言えます。

アイムスドッグフードの1日あたりの給餌量

アイムスを子犬からシニア犬に与える場合、どのくらいの量を与えればよいのでしょうか?それぞれの代表的なラインナップを例に挙げて、給餌量の目安を紹介します。

子犬(パピー)の場合

成犬時の体重 月齢ごとの給餌量
2ヶ月 3ヶ月 4ヶ月 6ヶ月 9ヶ月 12ヶ月
1kg 25g 30g 35g 40g 成犬用へ
3kg 60g 70g 80g 80g
5kg 80g 105g 120g 120g
10kg 140g 180g 195g 200g 200g 成犬用へ
15kg 190g 240g 260g 270g 270g
20kg 230g 300g 330g 340g 340g
30kg 300g 390g 440g 460g 460g 450g
50kg 370g 500g 590g 670g 670g 670g

※上記の表は「アイムス 12か月までの子いぬ用」を与えた場合の体重別の給餌量の目安です。

成犬の場合

体重 給餌量
1kg 25g
3kg 60g
5kg 80g
10kg 140g
15kg 190g
20kg 240g
30kg 320g
50kg 470g

※上記の表は「アイムス 成犬用 健康維持用 小粒 チキン」を与えた場合の体重別の給餌量の目安です。

老犬(シニア)の場合

体重 給餌量
1kg 25g
3kg 60g
5kg 90g
10kg 140g
15kg 200g
20kg 240g
30kg 330g
50kg 480g

※上記の表は「アイムス シニア犬用(7歳以上) 健康サポートチキン」を与えた場合の体重別の給餌量の目安です。

アイムスドッグフードを与える際の注意点は?

頻繁にリニューアルされる

アイムスは多くの犬に愛される製品を目指し、定期的に製品のリニューアルを行っています。直近では2016年に全面リニューアルされ、原材料が大きく変更されました

そのため、今まで食べていたアイムスは愛犬と相性が良かったのに、リニューアル後の製品は食べてくれない、体調を崩してしまうといった口コミも多いようです。

今後も製品がリニューアルされる可能性がありますので、味や原材料の変化に敏感な犬に与える場合は注意が必要です。

穀物が使われている

アイムスは、原材料の中にトウモロコシや小麦といった穀物が含まれています。

穀物にアレルギーがある犬や胃腸が弱い犬には与える際に注意が必要です。

年齢に応じてフードを切り替える必要がある

アイムスは子犬用からシニア犬用まで年齢に応じたラインナップが揃います。

そのため、愛犬の年齢に合わせた製品に切り替える必要があります。例えば、成犬に子犬用の製品を与え続けると、カロリーオーバーで肥満になってしまうことも。

必ず、年齢に合わせてドッグフードを切り替えましょう。

アイムスドッグフードのよくある質問

Q1.アイムスにお試しサンプルはあるの?

現在、アイムスのサンプルは無いようです。
しかし、リニューアルをしたタイミングなどでサンプルを配布していることもあるので、公式サイトをチェックしておくと良いでしょう。

Q2.アイムスの保存方法は?

直射日光を避け、湿気の少ない涼しいところで保管しましょう。アイムスは小分けされていますが、一度開封したものは密閉容器に移し替えるかしっかりと封を閉じて保管してください。

Q3.アイムスはいつから与えていいの?

アイムスには子犬用のラインナップがあるので、離乳を終えた2ヶ月くらいから与えることができます。

Q4.アイムスは店舗で取り扱っているの?

アイムスは多くのホームセンターやペットショップで取扱いがあります。

Q5.アイムスはグレインフリー?添加物は含まれる?

残念ながら、アイムスには穀物が含まれていますのでグレインフリーではありません。
また添加物も多く含まれています。

Q6.アイムスでフンの臭いや体臭が改善される?

アイムスには消化吸収の悪い穀物が使われているほか、多くの添加物が含まれています。これらは体臭や便臭の原因となることがありますので、体臭や便の臭い改善には期待ができません。

Q7.アイムスで毛並みは良くなる?

アイムスの原材料を確認する限り、毛並みが良くなるような成分は含まれていません。
そのため、毛並みの改善も期待できないでしょう。

Q8.アイムスはアレルギー持ちの犬に与えても大丈夫?

アイムスの製品にはチキンや穀物が含まれています。これらの食材にアレルギーのない犬であれば与えても良いでしょう。
ただし、トウモロコシや小麦といった穀物はアレルギーの原因となることもあるので与える際は注意が必要です。

まとめ

今回はアイムスについて紹介しました。

アイムスは、多くのペットショップやホームセンターで取扱いがあり、価格も安いので手軽に購入できると人気のドッグフードです。

また、第一主原料に肉類が使われており、低価格帯のドッグフードの中では比較的評価の高い製品です。

ただし、肉類の品質が不明慮であること、原材料に穀物が含まれていることなど、気になる点も多いドッグフードですので、与える際は飼い主さんが判断して与えるようにしましょう。

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