国産・無添加で、犬が必要とする栄養素がバランスよく配合されたプリモドッグフード。神戸市内の工場で、厳選された原材料を加工し、手作業で丁寧に製造されています。
また、「生食に最も近いドッグフード」というキャッチコピーで、愛犬家からも注目を集めています。
しかし、ペットショップなどでは滅多に見かけないドッグフードなので、購入を迷っている方もいるのではないでしょうか?
そこで、今回はプリモドッグフードの特徴や原材料、実際に使用している飼い主さんの口コミなどを紹介します。
目次
プリモドッグフードの基本情報
プリモの良いところ
生肉を50%以上使用
プリモは、主原料に牛肉、鶏肉、馬肉などをミンチにした生ミンチ肉が使用されています。
犬は元々肉食動物であるため、穀物の消化が苦手です。そのため、肉や魚といった動物性たんぱく質を主原料としたドッグフードが良いと言えるでしょう。
また、動物性たんぱく質は必須アミノ酸をバランスよく含んでいます。これらは犬の体内で合成できないため、動物性たんぱく質を摂取して体内に取り入れる必要があるのです。
低温・低圧の製造方法
プリモドッグフードは、粒の形が統一されていません。これは、低温・低圧で行う無発砲製法で作られているからです。
通常のドッグフードは、粒の形を整えるために高温・高圧で製造されています。低温・低圧の無発砲製造を用いると粒の形や色は不揃いになりますが、油の劣化や栄養素の破壊を最小限に抑えることができます。
犬の健康のために手間ひまかけて作られたドッグフードです。
全年齢対応のドッグフード
プリモドッグフードは子犬から老犬まで、年齢を問わずに与えられるドッグフードです。
年齢に応じて、パピー用やシニア用に切り替える必要がありませんので、ドッグフードへのこだわりが強い犬でも安心して与えられます。
ただし、給餌量を年齢に応じて調整する必要があるので注意が必要です。
プリモの悪いところ
手作業で作られているので販売店舗が少ない
プリモドッグフードは作りたてのドッグフードを神戸から全国へ配送しています。
余分な在庫量を持たないように製造量を調整しているため、全国のペットショップで取扱いがあるという訳ではありません。そのため、通販サイトなどを利用して購入する必要があります。
また、大量生産されていないため、ドッグフードが無くなる前に余裕をもって注文する必要があります。
特に、通販での購入に慣れていない方には購入しづらいドッグフードであると言えます。
賞味期限が短い
プリモドッグフードの賞味期限は未開封で6ヶ月、開封後は1ヶ月と、通常のドッグフードよりも短めに設定されています。これは、防腐剤、抗菌剤、抗酸化剤などを一切使用していないことが理由です。
また、高温や湿気にも弱いため、梅雨時期や夏場は保存場所にも注意を払わなければなりません。
非常にデリケートなドッグフードですが、言い換えてみると悪いものが入っていない安心のドッグフードであると言えます。
カロリーが高め
プリモドッグフードは、100gあたり400kcalと少々高めとなっています。
与える量を調整すれば良いのですが、与えすぎると肥満の原因になりますので、飼い主さんが体重管理を徹底してあげましょう。
もしも、避妊・去勢などでどうしても体重管理が難しい場合は、プリモドッグフードのダイエット用もありますので、そちらを選んであげてください。
基本情報
早速、プリモドッグフード(ベーシック)の基本情報について紹介します。
商品名 | プリモフード |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価(税込) | 1,790円(税込)/1kg |
内容量 | 500g・1kg・3kg・6kg |
カロリー(100g) | 400kcal |
賞味期限(開封前、開封後) | 未開封で6ヶ月、開封後は1ヶ月程度 |
生産国 | 日本 |
販売元 | 株式会社PRIMO |
対応年齢 | 全年齢 |
メイン食材 | 生ミンチ肉(牛肉、鶏肉、馬肉、レバー肉、魚肉、豚肉) |
穀物類 | 玄米粉、押し麦、コーングルテンなど |
酸化防止剤 | 不使用 |
粒の大きさ | 5mm~15mm |
公式サイト | http://www.primofood.jp/ |
プリモドッグフードの原材料と成分
国内で手間ひまかけて作られてプリモドッグフードですが、実際にどんな原材料が使われているのでしょうか。
プリモドッグフード(ベーシック)の原材料と成分値について詳しく説明します。なかでも気になる食材については赤文字で表記しています。
プリモドッグフードの原材料
生ミンチ肉(牛肉、鶏肉、馬肉、レバー肉、魚肉、豚肉)玄米粉、押し麦、雑節、サツマイモ、ジャガイモ、ココナッツ種皮、煎りゴマ、ひまわり 油、グレインソルガム、コーングルテン、ビール酵母、ホエイタンパク、発酵大豆(納豆菌)、オートミール、海藻粉末、カルシウム粉末(卵殻カルシウム 、牛骨カルシウム)、L-リジン、脱脂粉乳、イソマルトオリゴ糖、DL-メチオ ニン、乳酸菌群 |
プリモドッグフードの主な成分
粗タンパク質 | 30.0%以上 |
---|---|
粗脂肪 | 10.0%以上 |
粗繊維 | 4.0%以下 |
粗灰分 | 5.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
プリモドッグフードはこんな犬におすすめ!
胃腸の弱い犬
無発砲製法で作られたドッグフードは、胃腸に適度な刺激を与えて、ストレスや細菌感染に負けない丈夫な胃腸を育てます。
ちょっとした環境の変化で、嘔吐や下痢といった症状が見られる犬におすすめのドッグフードです。
ドッグフードの食いつきが悪い、小食な犬
プリモドッグフードは、肉類を50%も使用しているので犬の食いつきにも期待できます。
また、比較的高カロリーなドッグフードですので、少量でも十分な栄養分を摂ることができます。
愛犬がドッグフードを食べてくれないと悩んでいる飼い主さんは一度試してみる価値はあるかと思います。
プリモドッグフードの利用者の口コミ・評判
プリモドッグフードを実際に利用している方の評判はどうなのでしょうか。気になる愛犬の反応を、SNSや通販サイトの口コミなどで調査してみました!
プリモの良い口コミ評判
アーガイル食べてくれた~。あげる前に匂いかいでみる。あ~ドッグフードってこんな匂いだったなーって感じ。嫌な臭いではない。ブリーダーさんとこであげてたプロプランは匂いがもうダメだったな。。プリモは驚くほどドッグフードの匂いがしなくて、和風なお魚の匂いがふんわりしてた。
— ラニすたぐらむ (@lanistagram) April 7, 2017
プリモの悪い口コミ評判
海系(魚、昆布など)の香りが好きではないようです。
今までのフードに少し混ぜて、なおかつ上にトッピングをして、騙されて少し食べるくらいです。
ただ、このフードを食べると、なぜかウンチの回数が増えます。穀物の入ったフードをずっと食べてきたからでしょうか?
いつものフードにトッピング程度あげた位で下痢をしてしまいました。商品説明にもありましたので、我が家の犬には合わないのかなあ~と・・・
食いつきはとても良かったので残念です。
プリモの口コミ・評判のまとめ
実際に愛犬へプリモドッグフードを与えている飼い主さんの口コミを確認してみました。
SNSでは、食いつきが良い、香りが良い、きれいな毛並みを維持できるといった、基本的に良い口コミが多いようです。
気になるのは、数年前までは異物混入が気になるという口コミです。通販サイトのレビューに記載されていたのですが、現在は改善されたのかそういった口コミは見当たりません。
良い口コミ
- おいしそうに食べてくれる
- シニアでも毛並みや体格の維持ができている
- ドッグフード特有の臭いがしない
悪い口コミ
- 食べてくれない
- 下痢になってしまった
なかには相性の悪い犬もいるようですが、プリモドッグフードは基本的に評価の高いドッグフードであると言えます。
プリモドッグフードのコスパは?最安値とおすすめの購入方法
プリモドッグフードが購入できる場所
プリモドッグフードは公式通販サイトの他に、Amazonや楽天で購入することができます。
基本的にどこで購入しても価格は変わりませんので、都合の良い販売店で購入すると良いでしょう。
プリモドッグフードの販売価格と最安値
前途した通り、プリモはどこで購入しても価格は変わりませんので、公式サイトの価格が最安値となります。
ただ、販売サイトによって送料や手数料が違います。公式サイトで購入した場合、一部の地域を除き全国一律650円(税込)の送料がかかります。※沖縄県、離島は別途1,500円(税込)の負担が必要
また、5,400円(税込)以上購入すれば送料無料になりますので、おやつなどと一緒に5,400円(税込)以上購入するのがお得です。
プリモドッグフードの1日あたりの給餌量
プリモドッグフードは、全年齢対応のドッグフードですので、ライフステージに応じて給餌量を調整する必要があります。
それぞれの年齢に分けて、1日の給餌量の目安を紹介します。また、給餌量の算出方法も記載しますので、参考にしてください。
子犬(パピー)の場合
年齢/体重 | 1日の給餌量 | 算出方法 |
---|---|---|
生後2~4ヶ月(2~5kg) | 50~125g | 体重×0.025 |
生後4~8ヶ月(6~14kg) | 132~300g | 体重×0.022 |
生後8~12ヶ月(13~23kg) | 220~390g | 体重×0.017 |
子犬期は、犬の一生の中で最も多くの栄養分を必要とする時期です。そのため、成犬時よりも1日の給餌量が多くなります。
ただし、子犬の消化器官は発達途中であるため、一度に多くのフードを食べることができません。1日の給餌量を3、4回に分けて与えましょう。
成犬の場合
体重 | 1日の給餌量 | 算出方法 |
---|---|---|
1~2kg | 25~55g | 体重×0.025~0.027 |
2~5kg | 55~100g | 体重×0.017~0.027 |
5~10kg | 75~150g | 体重×0.015 |
10~30kg | 130~390kg | 体重×0.014 |
30~60kg | 360~780kg | 体重×0.013 |
1才を超えると体の成長も落ち着きます。そのため、子犬期と同じ量のフードを与え続けると肥満になってしまうことがありますので注意が必要です。
上記の表を参考に、給餌量を算出してみてください。また、給餌回数は2回に減らして問題ありません。
老犬(シニア)の場合
小型犬であれば7才ごろからシニア期に突入します。
犬も人間と同じように、歳を取ると運動量や代謝が落ちてきます。そのため、成犬時の給餌量よりも10%程度減らして調整しましょう。
ただし、どの年齢の犬にも言えることですが、運動量が多い犬もいれば寝てばかりの犬もいます。それぞれ個体差がありますので、給餌量は犬の体重や食欲を見ながら調整してあげてください。
プリモドッグフードのコスパは?給餌量別1ヶ月の目安料金
プリモドッグフード(ベーシック)のコストを確認してみましょう。基準とするのはプリモドッグフード(ベーシック)1kg入りの製品です。
価格が1,790円(税込)ですので、1gあたりの価格は1.79円となります。
上記の表を参考に、愛犬の体重から1日の給餌量を算出してみてください。そうすると、1日あたりのコストが分かりますので、30日(1ヶ月)をかけることで月のコストを計算することができます。
例えば、5kgの成犬で1日の給餌量が100gの子であれば下記の計算式になります。
(100g×17.9円)×30日=5,370円
5kgの成犬なら1ヶ月あたりのコストは5,370円であることが分かりました。国産でこのコストであれば、比較的安いドッグフードであると言えるでしょう。
プリモドッグフードを与える際の注意点は?
ストックが無くなる前に注文を!
プリモドッグフードは余分な在庫を持たずに、都度製造した新鮮なものを消費者の元に配送しています。
通販サイトでしか購入できない点も考慮して、フードのストックが無くなる1週間前までには注文する必要があります。
穀物が少量使われている
主原料は肉や魚といった動物性たんぱく質ですが、原材料の中に少量の穀物が含まれています。
そのため、穀物にアレルギーのある犬は注意が必要です。
プリモドッグフード購入前に気になるQ&A
1袋50gなので、超小型犬の1食分程度です。
特に梅雨時期や夏場は注意しましょう。
プリモドッグフードのまとめ
今回はプリモドッグフードについて紹介しました。プリモドッグフードは低温・低圧の無発砲製法で作られた国産ドッグフードです。
1粒1粒の形や色は不揃いですが、無発砲製法を用いることで素材の栄養成分をなるべく壊さずにドッグフードにすることができます。
主原料には、複数の肉類のミンチ肉が使われており、全体の約50%が動物性たんぱく質が使われた高たんぱくのドッグフードですので、運動量の多い犬におすすめです。
こだわりの素材・製法で作られたわりに、リーズナブルな価格で購入することができるので、気になる方はぜひ一度試してみてください。